配当傾向
過去10年で1番人気は[3.0.0.7]と、勝つか負けるかの極端なタイプ。軸にするなら[3.2.2.3]の2番人気か[3.1.2.4]の3番人気か。ここまでの人気サイドで収まることは少なく、4〜8番人気が[1.7.6.36]と2〜3着に来るのが頻出パターン。9番人気以下は[0.0.0.36]と用なしだ。配当的には、10年連続で単勝は710円未満。3−8−7番人気で決まった2017年のみ馬連14300円、3連単315300円と荒れたが、それ以外の9回は、馬連は360円〜6170円、3連複は920円〜12360円で万馬券1回、3連単は3780円〜93090円で万馬券6回という結果。単勝オッズ10倍未満の馬が[10.6.5.23]なので、この範囲の1〜3番人気からアタマを選び、相手もこの範囲から数頭、さらに単勝オッズ10倍〜49.9倍が[0.4.5.26]だから、ここからも数頭選んだフォーメーションで買ってみたい。
前走傾向
有馬記念組が[2.1.0.5]、天皇賞(秋)組が[1.2.0.3]など、前走G1(香港を含む)で強い相手に揉まれてきた馬たちが[7.6.4.30]の好成績だ。前走1〜2着なら[4.1.2.6]とさらに安定するが、5着以下でも[3.5.2.19]とよく馬券に絡んでくる。AJC杯組が[0.0.0.9]など、前走G2組は[0.0.4.16]と意外に不振。G3組は[3.3.2.23]で、3勝はすべて中山金杯組。前走で勝つか、負けても0.5秒差以内なら計[3.2.2.9]だから、G3で好走していれば十分勝負になりそうだ。前走オープン特別組は[0.1.0.16]と、かなり苦しい。また前走クラスにかかわらず、前走1〜2番人気で[6.3.5.16]・勝率20.0%、3〜5番人気で[3.4.2.18]・勝率11.1%、6番人気以下で[0.2.1.46]。前走時点での評価が高ければ高いほど好走確率も順当にアップするのが特徴だ。
血統傾向
サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が[8.4.4.46]。ステイゴールド産駒が3勝、ネオユニヴァースとハーツクライの産駒が各2勝と、中長距離型の種牡馬が好成績を残している。1〜3番人気で[7.1.2.11]、前走連対で[5.1.2.7]なので、近走好調の人気サイドならアタマで狙ってみたい。
その他のヘイルトゥリーズン系種牡馬の産駒は[0.0.0.6]。人気になるケースが少なかったせいもあるが、過大な期待をすべきではない。
ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒は[2.2.1.10]。こちらはEmpire Maker産駒とキングカメハメハ産駒が勝利、アドマイヤムーンとロードカナロアの産駒が2〜3着に来るなど、ダートやマイルに適性のあるタイプが好調。また前走1着なら[2.1.1.1]、6着以下だと[0.0.0.6]と、近走の成績が今回に直結するタイプだ。
ノーザンダンサー系種牡馬の産駒は[0.3.5.18]で2〜3着候補。馬券に絡んだ8頭のうち6頭が5〜8番人気、8頭すべてが4コーナー1〜3番手から粘り込んでいる。穴ならノーザンダンサー系の先行馬と覚えておきたい。
母の父としてはサンデーサイレンス系、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系が各2勝、ミスタープロスペクター系が1勝のほか、レイズアネイティヴ系(ナカヤマナイト)、ニアークティック系(ジャスタウェイ)、プリンスジョン系(ネオリアリズム)も勝っている。系統による有利不利はなさそうだ。