配当傾向
過去10年で1番人気は[2.3.0.5]、2番人気が[2.1.2.5]、3番人気が[3.0.0.7]で、ここまでの合計が[7.4.2.17]。4〜7番人気は[0.3.7.30]と2・3着候補のイメージで、8番人気以下が[4.2.1.93]とたびたび激走。また6番人気以下が必ず馬券に絡んでいる。単勝オッズでいうと、10倍未満の馬が[7.4.4.26]、10倍台の馬が[0.4.4.25]、20倍以上の馬が[4.1.2.89]となる。馬連は2017年だけ3ケタ配当に収まったが、20倍台〜40倍台が7回、万馬券が2回。3連複は4ケタ配当が5回、万馬券が4回、残り1回は25万馬券。3連単は最低が2017年の9570円で、万馬券が7回、2014年は175万馬券、昨年は26万馬券と荒れた。ひとまず1〜3番人気(単勝10倍未満)を押さえ、6番人気以下または8番人気以下(20倍以上)も多めにピックアップして馬券を組み立てたい。
前走傾向
[1.3.3.18]の阪神JF組をはじめ、前走が中央の重賞・オープン特別だった馬は[5.6.5.69]。朝日杯10着から巻き返したベルカントの例もあって前走着順は問わないが、前走・勝ち馬から0.9秒以内で[5.5.2.41]、1秒以上離されると[0.1.2.21]だから負けすぎは禁物だ。500万下から進んできた馬が[5.3.5.54]と意外に狙える。この組は前走1〜2番人気で[5.1.3.28]、前走連対で[4.3.5.36]だ。前走が新馬・未勝利だった馬は[1.0.0.13]。昨年は未勝利を勝ち上がったばかりのノーワンが穴を開けたが、常識的には狙いづらい。他に成績がいいタイプは、前走が芝マイル戦だと[7.6.5.52]、前走から馬体を絞ってきた馬が[10.3.3.84]。逆に前走が1200mだと[0.0.0.29]、前走がダートだと[0.0.1.19]、前走10番人気以下だと[0.1.2.27]で、これらは買いにくいタイプだ。
血統傾向
サンデーサイレンス系は[4.6.3.52]。1〜3番人気でも[2.3.1.8]で勝率14.3%と、取りこぼしている印象だ。が、逆に6番人気以下で[2.2.1.39]と穴馬の激走もありうる。スズカマンボ、マンハッタンカフェ、ダイワメジャー、ハーツクライの産駒が勝っていて、意外とスピードタイプより長距離タイプの種牡馬が活躍しているのもポイントだ。
それ以外のヘイルトゥリーズン系は[1.0.0.12]。タイキシャトル産駒フレンチカクタスが2011年に勝利しているが、以後は苦戦が続いている。
ミスタープロスペクター系が[2.2.3.29]。3番人気以内で[0.1.1.4]、6番人気以下で[2.1.1.22]と穴っぽいイメージを残している。
ノーザンダンサー系は[2.1.1.32]。2勝は1〜2番人気だったから、こちらは人気にキッチリ応えるタイプ。馬券に絡んだ4頭は前走でも連対していた。
ここまで各系統とも勝率は5.6%〜7.7%の範囲で、それほど差はない。唯一ナスルーラ系だけが[2.0.2.14]で勝率11.1%と優秀。出走数は少ないが、マークしておきたい。
母父の系統別成績もナスルーラ系が[4.3.2.21]、勝率13.3%でリードしている。ただミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系が各2勝、サンデーサイレンス系、その他のヘイルトゥリーズン系、ヒムヤーが各1勝と、さまざまな系統から勝ち馬が出ている。勝率も大きな差はなく、マイナスになるような系統はなさそうだ。