配当傾向
過去10年で1番人気が[3.2.2.3]、2番人気が[3.3.0.4]、3番人気が[3.1.0.6]と、ほぼ互角。1〜3番人気の合計が[9.6.2.13]、単勝オッズ10倍未満の馬が[9.6.5.20]と上位人気が堅調だ。いっぽう8番人気以下が[0.4.2.77]、単勝10倍以上の馬が[1.4.5.103]と2〜3着によく来ていて、馬券は「大荒れは期待薄だがガチガチでもない」というイメージだ。馬連は880円〜4120円、3連複は1270円〜18180円で万馬券3回、3連単は7580円〜113100円で万馬券8回、10万馬券が1回となっている、よって1〜3番人気を馬券に組み込むのはマスト。その中から中心馬を決め、他の人気馬+穴馬数頭への流し馬券で馬連を買うのが第一の手。少しでも高配当を狙いたいなら、人気サイドの1頭軸または2頭軸で3連複・3連単のフォーメーション、という方法もありそうだ。
前走傾向
前走が重賞だった馬が[4.2.4.22]の勝率12.5%、複勝率31.3%で主軸。皐月賞組が[2.1.1.7]、毎日杯組が[2.0.1.5]で、この組が前走7着以内なら[4.1.1.5]、今回3番人気以内でも[4.1.1.5]と信頼度は高い。前走がオープン特別(若葉Sなど)だと[0.2.1.7]で意外と冴えない。むしろ前走が500万下だった馬が[6.6.4.57]で勝率8.2%。複勝率21.9%と、率的には重賞組に劣るものの有力であることは確かだ。特に前走1着なら[6.3.2.25]で勝率16.7%、複勝率30.6%と重賞組と互角の成績。前走2着以下だと[0.3.2.31]で2着までとなる。前走が未勝利戦だと[0.0.1.34]、前走がダート戦だと[0.0.0.16]、前走がマイル以下だと[0.0.1.6]と、ほぼノーチャンスだ。2つの重賞で好走してきた馬と、芝中距離の500万下を勝ち上がってきた馬の戦いといえる。
血統傾向
サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が[8.7.6.63]。毎年必ず馬券に絡み、1・2・3フィニッシュも3回ある。4勝のマンハッタンカフェ産駒、3勝のディープインパクト産駒はぜひとも買いたいところ。また1〜3番人気で[7.5.2.4]と素晴らしい安定感を発揮するいっぽう、6番人気以下で[0.2.2.49]と穴馬としても機能する点が心強い。
サンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系種牡馬の産駒も[2.1.1.18]と悪くない。いずれもタニノギムレット産駒のクレスコグランドとハギノハイブリッドが勝ち、シンボリクリスエス産駒ロードアリエスが2着。現役当時に日本ダービーで上位に来た種牡馬が健闘している。
ノーザンダンサー系種牡馬の産駒は[0.1.1.27]。1〜3番人気だった5頭が馬券に絡めず終わっていて、信頼度は低い。ミスタープロスペクター系が[0.0.2.12]、ナスルーラ系も[0.1.0.3]と低調だ。
母の父の系統別成績はノーザンダンサー系種牡馬が[4.4.3.39]で勝率8.0%、ナスルーラ系が[3.2.3.24]で勝率9.4%と、この両者が互角。配合的には父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系が[4.3.1.21]で勝率13.8%なので、かなり有力だ。