2019年11月10日(日)

11R

2019年11月10日(日) | 3回福島4日 | 15:20発走

第55回福島記念(GIII)

芝・右 2000m | 天気:晴 | 馬場:良 | 3歳以上 | オープン (国際)(特指) ハンデ | 本賞金:4100、1600、1000、620、410万円 | レコードが出たレース

大きく期待されながら重賞を一つも獲れずにここまで来てしまった。今年は福島牝馬Sで2着に好走して以降不振。デキが落ちているわけではなく、単にレース条件が自身の適性にあっていなかっただけの話。ここ3戦の成績で決めつけるのは早計だ。スタイルは綺麗は箱形のマイラーでもスピードは中距離馬。今回の選択は決して悪くない。
2歳当時は不安定だった体も、歳を重ねてレース経験を積むにごとにしっかりと骨格と筋肉が作られ、現在は一切無駄のない470kg前後の理想的な体に仕上がっている。一番の強さは瞬発力。速い上がりを使うためのそれではなくて、スタート時にそれを発揮する。二の足の速さは他に類を見ない。それを生かす乗り方ができれば重賞制覇も夢ではない。
福島を使われるのはこれで3度目。過去2回は大敗を喫している。すで8歳となり、休み休み使われている現状。昨年から見所がない競馬が続いていおり、加点すべき材料を探すのはさすがに難しい。今週の追い切りでも、併せ馬に煽られており、明らかに走力も、気力も衰えている。
大型のジャスタウェイ産駒。母型からステイヤーの性質を受け継いでいて、身のこなしが柔らかく、スタミナ値も高い。前走の敗戦からは考えられないぐらい、仕上げが良く成長も伺えた。道中の雰囲気も悪くなかったのに追い出すと伸びあぐねたのは、肉体面の衰えではなくて、精神面の問題によるところが大きいのかも知れない。
デビューして以来、ずっと1番人気から3番人気に支持され結果を残してきた。6勝のすべてが1番人気のとき。馬券圏内率が非常に高く、安心して馬券に加えられる馬だった。しかしながら、2走前に重賞を使って負けた途端に馬券に絡めなくなってしまった。デキは決して悪くなくないが、いよいよ性能的限界が見えてきた気がする。
3年連続出走してきたヴィクトリアマイルを自重し、今年は福島記念に挑戦。能力の衰えを感じさせないパワフルな末脚は健在だ。1800mで実績を積み重ねてきてはいるが、大きくしっかりとしたストライドは2000mまで走れるスタイル。年齢とともにズブくなってきているから、むしろ距離延長は歓迎すべきところ。
転厩2戦目となる今回。芝への対応力がポイントとなる。小柄で筋肉量が少なく非力にみせるのに、ダートだと実にパワフルな走りで好走してくる。しかし芝となるとスピードについて行けず勝負どころで置かれる始末。馬体も芝に対応するための柔軟な筋肉を身につける必要がある。
3歳時にG2で2着の実績をもち、G1への出走経験もある。函館記念で2着していることからもわかるように、常に全力を出せるデキにもってこられている。ハンデが軽く、ペースが味方をしてくれれば、脚が遅いなりにも逞しい二枚腰で粘り込む。すべてはペース次第。スムーズに番手につけてゆったりとした流れに乗ることができれば。
ハンデ57.5Kgはミッキースワローの次に重い設定。体は小さくても逞しく、矢作厩舎馬らしくノビノビ、キビキビしたところが、いかなる状況にも対応できる柔軟性を生み出している。札幌記念は積極的に挑むもG1馬の壁に阻まれて想定内の敗戦。しかし内容は決して悪くなく、この馬の力を十分に発揮できる内容だった。
今年に入って能力が一気に開花。久々の重賞挑戦となった前走のオールカマーでは重賞馬たちに引けを取らない力強い競馬で掲示板を確保。速い上がりに対応できたことは大きな収穫。鞍上が変われば重賞制覇も不可能では無くなってきた。今回は実績ある福島で、楽なハンデ設定。本追い切りからも意識の高さが伺えた。
エリザベス女王杯を自重してこちらへ。同世代の牝馬が相手なら、いつもハイレベルの競馬をみせていた。しかし今年のヴィクトリアマイル時に脚元に不具合が発覚。しかしこの中間は坂路主体とした角居流のトレーニングが変わらず行われている。蹄の問題が解決されているならここでも主力になり得る存在。
今年は重賞を4戦し1勝3連対。申し分の無い成績で、ここをステップに今年は有馬記念に向かうのかどうするのか…。58.5Kgというハンデがポイント。どんな名馬も、58Kgを超える斤量を背負うと脚が鈍る。特にスピードを要するこの時期は、54〜56Kgの軽ハンデ馬がフルスロットルで好走してくる。有馬記念への叩き台とするなら勝ちにいく必要は無いが…。
引き続き和田騎手の手綱。前走の京都大賞典では積極策に出るも最後脚色が鈍りこの馬なりの結果に終わった。多少の緩みがでてきているのは年齢のせいかもしれないが、デキに衰えは感じられず条件さえあえばまだまだ走ってきてもおかしくない。2400mは長い。理想はやはりこの距離。追い切りの動きも上々。態勢は整った。
勝ち鞍のほとんどは小倉と中京。福島は未経験。同じ右回りなのでその点は問題なさそう。3勝クラス、オープン特別を連勝し、その勢いのまま重賞も獲ってしまうのではと思わされるぐらい目下充実している。しかし、筋肉が硬いタイプなので時計がでる馬場は望ましくない。この時期の福島はやや高速馬場。そこだけが不安。
前走はティータン騎手の絶妙なレースコントロールによって他馬の末脚を封じこんだ。時計が掛かる馬場も味方をしてくれたよう。少し掛かり癖はあるが、それが行きっぷりを良くしている。競馬は上手で体力もオープンでも通用するレベル。ただし、現状は持ち時計がなく、時計勝負になると厳しい。一雨欲しいところ。
福島巧者もすでに7歳。今年すでに9戦目となるが、賞金がありすぎるせいで重い負担を強いられ、実力ほどの結果を出せず。今回はひさびさに55Kgの斤量。結果を出すときは55Kg以下のときで、今のデキの良さも含めると、ちょっと侮れない存在になっている。福島実績がない鞍上でもじっくり脚を溜められればスパッと切れるかもしれない。
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