2018年11月25日(日)

11R

2018年11月25日(日) | 5回東京8日 | 15:40発走

第38回ジャパンカップ(GI)

芝・左 2400m | 天気:晴 | 馬場:良 | サラ系3歳以上 | オープン (国際)(指定) 定量 | 本賞金:30000、12000、7500、4500、3000万円 |

「前走は蹄の関係で直前の追い切りコースを替える(Wから坂路に)ことにしましたが、競馬では何事もなかった様に鮮やかに勝ちましたね。レース後は熱中症の様な症状が出ましたが、一過性のもので治療してすぐに良くなりましたからね。今は全く問題ありません。この中間はいつも通り放牧に出して11月8日に帰厩。1週前にルメール騎手に乗って貰って追い切りました。今日も先週と同じ様な感じでしたが、良かったと思います。前走時より間隔が詰まっている分、馬体がスッキリしてきたし、仕掛けてからの反応や動きにシャープさが出てきました。それに落ち着きがあることもいいですね。距離はオークスで結果を出しているし、牡馬の古馬相手になりますが斤量は有利ですからね。広い東京に替わる点もプラスだと思います。不安より楽しみの方が大きいし、凄くいいパフォーマンスを見せられると思うので期待してください」(国枝調教師)。 ◎新馬で2着以降は目下5連勝中、そして6戦全てで最速の上りをマーク。レイデオロを始め、サトノダイヤモンドなど数々の名馬に乗ったルメール騎手をして『特別な馬』と言わしめた同馬。3歳牝馬で初の強豪古馬相手となる今回は決して楽な戦いは望むべくもないが、それを可能にする能力を秘めていることは間違いない。当然、最有力候補の一頭。
「ジャパンCとキャピタルSを視野に入れていましたが、ジャパンCへの出走は地方所属馬としてこの上ない名誉だと思って挑戦することにしました。距離・相手関係など高いハードルになりますが、そこに立ち向かうことで先々が開ける可能性もあると思います。ここは精一杯の走りを見せたいですね」(田中淳調教師)。 ◎富士Sは発馬直後に寄られる不利で後方からの競馬。澱みのないペースで流れていた割に上りも速く、同馬にとっては厳しい競馬になってしまった。直線は僅かに差を詰めた程度で、ロジクライから1秒差の11着。今回は距離延長に加え、GIで相手も強化。上位は疑問で見送りが妥当。
「今までは体調は悪くないのに活気が見られず、レースも途中で止めてしまったりしていましたが、前走はいい頃の闘争心を取り戻した感じがありましたね。3週に渡って長目からシッカリやってきましたが、今日の動きもキビキビして併せ馬で先着と気持ちも乗ってきた感じです。騎乗者は反応も息遣いも共にいいと言ってくれましたからね。1週前に騎乗したモレイラ騎手が『バランスが良く、体のこなしがいい。前向きで気持ちも伝わってきたし、レースで乗るのが楽しみ』と話していましたしね。舞台設定に問題はないし、まだ(本調子には)少し足りない感じはありますが、ピークのデキに戻せる様にケアをして送り出したいと思っています」(池江調教師)。 ◎約3か月半振りの京都大賞典は4キロ増とほぼ仕上がる。中団のやや後ろから運び、3角過ぎから進出を開始。直線に入ると手応え良く先頭に立ち、楽勝かと思われたが、2着のレッドジェノヴァに半馬身差まで詰め寄られたが、どうにか押し切る。復調を思わす走りが見られたことは何より。叩き2戦目、ダービー2着の舞台で完全復活を狙う。
「前走後は放牧に出してリフレッシュ。帰厩後は天皇賞秋を目標に調整を進めてきましたが、体調が整わなかったので目標を切り替えてここに。一追い毎にいつもの状態に戻ってきました。1週前に長目からシッカリやってあるので、今日はジョッキーの騎乗でラスト重点でしたが、鞍上もいい感触を得た様子でした。前走の敗因はハッキリしませんが、ドバイ遠征の疲れがあったのかも…。調整の難しい面がある馬ですが、休み明けの方が結果が出ているので、その点も含めて期待したいですね」(森調教助手)。 ◎ドバイ遠征から帰国して約3か月振りとなった宝塚記念は482キロ(遠征前の有馬記念からは14キロ減)。中団に付け、スムーズに折り合って運んでいたが、勝負所からは追い通し。直線に入ってもこれといった伸びは見られず、ミッキーロケットから1.2秒差の12着。距離・コース&鉄砲などは問題なく、立て直した効果が出る様なら食い込みも可能だが。
「大阪杯は阪神までの輸送と暑さのために夏負けの様な状態で0.5秒差の5着。改めてこの馬の能力を再認識しました。前走の札幌記念は勝負所でプレッシャーを受けた上に、直線は前が開かず不完全燃焼の一戦で度外視できると思います。ただ、前走の疲れを取るのに少し手間取ってしまいましたが、1週前にジョッキーの騎乗で併せ馬をして先着。まだベストの感じではありませんが、今日の追い切りは悪くありませんでしたからね。今回は初の左回りになりますが、調教の感じからは問題ありません。本格化は先になりますが、素質を秘めた馬だし、今の段階でどこまでやれるか楽しみにしています」(菊沢調教師)。 ◎約4か月半振りの札幌記念は8キロ増でも仕上がり良好。後方からの競馬になったが、直線に入ってからの反応は今イチ。バテた馬を交わした程度でサングレーザーから1.7秒差の13着。差し馬に絶好の流れとなったこのレース。直線でゴチャ付いたとはいえ、この着順は不満が残る内容。今回は初の東京に加え、距離も微妙。ガラリ一変までは…。
「17日の動きは素軽さがあって息遣いも良かったです。輸送も無事クリアできたし、飼い葉食いも旺盛。初来日になりますが状態面に関しては何も心配はありません。7月にヨークSを勝った時に、F・ベリー騎手の助言もあってジャパンCへ参戦することを考えました。旅慣れている馬なので輸送は問題ないし、とてもクレバーな馬で加速力のあるいい末脚を持っています。日本の速いレースにも適性があると思うので、いいパフォーマンスを見せることができれば…と思っています」(ムニュイジエ調教師)。 ◎初重賞挑戦となったヨークS(GII・イギリス・ヨーク競馬場・7頭立て)をクビ差制して勝利。続く英インターナショナルS(GI・ヨーク競馬場・8頭立て)は3着、スウェーデンのGIIIを勝った後にGIのカナディアン国際(カナダ・ウッドバイン競馬場・11頭立て)が2着。重賞4走は全て左回りというサウスポー。舞台設定◎で一発があっても…。
「例年通りなら京都大賞典に使っていましたが、今なら距離は短い方がいいと思って毎日王冠を使うことにしました。ただ、開幕週で時計が速かった上に、前が止まりませんでしたからね。あの展開ではどうしようもありませんでした。レース後はダメージがなかったので、1週前にコースで併せ馬を。好時計をマークしたし、動きも良かったですよ。今日は上り重点でしたが、シッカリ追い切って貰いました。毎年この時季になると調子を上げてくるタイプ。馬体に硬さが見られないし、引き締まってきましたから。年齢的な衰えは見られないし、距離延長もプラス材料なので、どんなレースをしてくれるか楽しみにしています」(藤岡調教師)。 ◎叩き2戦目の毎日王冠はスローペースから上り勝負の格好になったため、後方に位置していた同馬にとっては厳しい展開に。直線は僅かに差を詰めた程度でアエロリットから0.9秒差の9着。既に7歳、ここ一連の成績からガラッと変わる可能性は薄く、今回は様子見が妥当かもしれない。
「前走がハナを切って好走。この馬の新たな面を引き出してくれたと思います。この馬本来の走りができなかった春当時と比べても、かなり立ち直ってきたと思います。その後は思った程のダメージもなかったので、1週前にコースで負荷をかけました。この秋は既に2走していますが、いい意味で安定しています。今日の追い切りは向正面で少しゴチャ付きましたが、自分を見失うこと無く走れていましたからね。漸く昨年の良い時の状態に戻ってきたし、他に行きたい馬がいれば控えるレースもできますからね。自在性に富んだ競馬ができるので楽しみにしています」(辻野調教助手)。 ◎叩き2戦目の天皇賞秋は8キロ減と絞れての出走。外枠にも拘わらずスッと先手を奪い、スローに落としてマイペースの逃げ。3角でアルアインが来たためにペースを落とすことができず、2頭で後続を引き離す。4角で振り切って先頭に立ち、直線も良く粘ったが決め手上位のレイデオロとサングレーザーに交わされ3着。距離延長OKでここも展開一つ。
「前走は久々のためか、道中力んで走っていましたね。その分、最後の伸びを欠いたのだと思います。昨年も京都大賞典3着後にこのレースを勝った様に叩いて変わるタイプ。1週前にC・デムーロ騎手騎乗でシッカリ負荷を掛けることができたし、調教駆けしないタイプなりには動けていましたから。今日の追い切り後に『先週も良かったが、今週は更に良くなっている』と言ってくれましたからね。1度使った上積みが見込めるし、長くいい脚を使うこの馬にとって広くてコーナリングがスムーズになる東京に舞台が替わる点はプラスだと思います。距離もベストなので変わり身を期待したいですね」(友道調教師)。 ◎約5か月余り休養した後の京都大賞典は2キロ減。大逃げを打ったウインテンダネスから離された中団馬群の先頭。4角で2番手集団に取り付いたが、勝ったサトノダイヤモンドにアッサリ交わされ、レッドジェノヴァ、アルバートにも交わされて0.6秒差の4着。久々にしても物足りない内容だが、叩き2戦目、昨年の覇者として巻き返しを狙う。
「前走は発馬の後手が痛かったですね。スローペースで流れ、最後は瞬発力勝負になってしまったので、この馬の競馬ができませんでした。幸いダメージはなかったので、この中間は順調に調整ができています。前走から中2週と間隔が詰まっているし、先週にもある程度やってあるので、今日はラストを伸ばす程度。動き自体は悪くありませんでしたからね。GIで相手は揃いますが、状態面は問題ないので、後は鞍上に任せるだけです」(松元調教師)。 ◎叩き2戦目のアルゼンチン共和国杯(57キロ)は発馬で痛恨の出負け。予想していたより後ろからの競馬になってしまった。最後は切れ味勝負となったため、伸び負けた格好でパフォーマプロミスから0.5秒差の6着。日経賞を勝って以降が今イチな上に今回はGIで定量戦。様子見が賢明か。
「天皇賞秋はスタートで出負けした後に接触する影響があったにしても、直線は反応できませんでしたからね。メンタル面の影響があったのかもしれませんが、その点は何とも言えません。ただ、レースでのダメージはなかったので、状態面に関しては問題ないし、ここまでは順調に調整ができています。1週前にある程度やってあるし、間隔もあまり開いていないので今日は馬ナリでしたが、走りたいという気持ちが伝わってきましたからね。この中間はゲート練習も積んできたし、舞台設定も問題ありません。とに角、発馬を決めて自分の走りができる様なら…と思っています。後は競馬の当日までエネルギーをうまく溜めて行ければ…と思っています」(庄野調教師)。 ◎5か月振りの天皇賞秋は発馬で寄られる不利により後方からの競馬。直線に入ってもこの馬らしい伸びは見られず、力を出し切らないままで終わる。この一戦は度外視できるし、距離延長も問題ナシ。叩き2戦目の上積みが見込める今回、スムーズな競馬ができれば巻き返しは十分可能。改めて期待。
「追い切りの動きがとても良かったし、輸送もスムーズだった様で精神面でも安定していますからね。状態に関しては満足しています。4歳になって故障(肩を痛める)もありましたが、今はスッカリ復調しています。クラシックを2勝は一流馬の証だと思うし、凱旋門賞で一線級を相手に好走(5着)しましたからね。ここでも十分戦えると自負しています。それにアイルランドダービーは比較的時計が速かったですからね。アーモンドアイはみんなが注目をしている馬で、それぞれが対策を立ててくると思います。戦法に関しては場面場面に応じた判断をするつもりです。とに角、ベストのレースができる様に頑張ります」(R・ムーア騎手)。 ◎今年は4戦してアレッジドS(アイルランド、GIII)1着、凱旋門賞(GI)をエネイブルの3馬身4分の1差5着と英チャンピオンS(GI)でクラックスマンの7馬身半差の4着がある。昨年はGIの英国セントレジャーとアイルランドダービーを制しており力は一線級であることは確か。時計的な裏付けはないものの、タフな馬場になる様なら俄然浮上してきそうだ。
「前走のアルゼンチン共和国杯は自分のリズムで走れていましたが、スローペースで流れたために瞬発力勝負になってしまいましたからね。それに多少急仕上げ気味だったことも応えた様でした。それでも勝った馬から0.7秒差なら悪くなかったと思います。レース後のダメージがなかったし、この中間も順調に調整ができています。元々が前走を叩いてここが目標でしたからね。1度使った上積みが見込めるし、この舞台で好走した実績もありますからね。宝塚記念の様にある程度ペースが流れてくれる様なら渋太さを発揮する馬。そういう流れになってくれれば…と思っています」(宮本調教師)。 ◎4か月半振りのアルゼンチン共和国杯(56キロ)は6キロ増。逃げたウインテンダネスの2番手のインに付けていたが、勝負所では3番手。直線に入ってからは伸びらしい伸びは見らず、パフォーマプロミスから0.7秒差の9着。元々が叩き良化型。同舞台は2着があり、宝塚記念で3着と善戦した様にGIでも遜色ない馬。前々で渋太さを生かせば。
「前走もハナを切りましたが、最後は瞬発力勝負になって伸び負けしたとはいえ、良く踏ん張ってくれたと思います。その後は疲れを取ってから週末にサラッと。今日は単走でラスト重点の予定が、最後は他厩舎の馬と併せ馬の様な格好になりましたが、むしろいい刺激になったのでは…と思っています。ハナに拘る馬ではないので、他馬の出方を見ながらレースもできますからね。今回はGIで楽ではないですが、鞍上がいいイメージを持ってくれていると思うので、能力を出し切ってくれれば…と思っています」(杉山調教師)。 ◎叩き2戦目のアルゼンチン共和国杯(56キロ)は注文通りハナを切り、スローペースに持ち込んでの逃げ。最後までバテてはいないが、瞬発力勝負になったため、伸び負けた格好でパフォーマプロミスから0.3秒差の4着。目黒記念を勝っているが、今回はGIで定量戦。上位争いまでとなると展開など、よほど恵まれないことには厳しいだろう。

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