デビューから一貫して左回りを使われ、計5勝をマーク。マイル戦は(4.2.0.0)と連対率100%を誇り、前走・キャピタルS(L)は持ち時計を更新してオープン初勝利を飾った。2連勝で初タイトルを奪取し、さらなる飛躍へつなげたい。

前走・リゲルS(L)は、好位追走から危なげなく差し切り勝ち。昨年5戦4勝と充実ぶりが顕著で、完全に軌道に乗った。重賞は初挑戦となるものの、まだ底を見せておらず、追い切りの動きも軽快。目下の勢いのまま重賞Vを狙う。

昨夏の関屋記念(G3)を制し、2つ目のタイトルを獲得。前走・富士S(G2)は9着と案外だったが、荒れた馬場で身上の切れ味を削がれた印象だ。休養を挟んで立て直し、乗り込みは入念。重賞2勝はいずれも左回りで挙げており、巻き返すシーンもありそうだ。

過去10年の連対馬は7−3、3−2、1−6、6−1、5−4、3−13、1−6、4−3、1−5、3−2番人気で決まった。上位1〜3番人気は4、2、5連対と胸を張れるものではないが、上位人気がそろって連を外れたのは15年1回のみ。軸は1〜3番人気から選ぶのが賢明か。

馬連配当は
1000円台...3回
2000円台...5回
4000円台...1回
万 馬 券......1回

13番人気が2着に健闘した16年に1万5400円と荒れ、11年にも4470円の中穴配当となったが、残る8回は1000〜3000円台。ハンデ戦でも大荒れは期待薄となっている。

また、3着に2、10、7、5、7、7、5、1、11、14番人気が入線した3連単配当は、5万、6万、6万、5万、6万、34万、1万、1万、9万、8万円台。こちらも13番人気が2着に健闘した16年に34万7310円と荒れたが、ほかはすべて10万円未満に収まっている。

路線別はマイルCS組とリゲルS組が4連対でトップ、次いでチャレンジC(旧朝日チャレンジC)組3連対、2連対で阪神C組が続いている。

年齢別は4〜8歳以上馬が8、5、5、2、0連対で、連対率はそれぞれ19、15、12、6、0%。明け4歳馬が好成績を残している。

ハンデ頭は4、(14、16)、2、(3、11)、5、(10、16)、3、(2、13)、(10、13)、(2、12)着の成績。トップハンデ馬は10回中で連対できたのは3回。過大評価は禁物だ。


休養明け後のリステッド競走でレッドガランはともに0秒2差で4、3着。あとひと押しが利かずにいるが、しぶとい伸びを発揮して掲示板を確保している。今回はたたき3戦目の走りごろ。前走1キロ減の56キロなら大駆けが期待できる。