2021年5月30日(日)

11R
2021年5月30日(日)
2回東京12日
15:40発走

東京優駿 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
3歳 オープン (国際) 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:20000、8000、5000、3000、2000万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 エフフォーリア
1 2 ヴィクティファルス
2 3 タイムトゥヘヴン
2 4 レッドジェネシス
3 5 ディープモンスター
3 6 バジオウ
4 7 グラティアス
4 8 ヨーホーレイク
5 9 ラーゴム
5 10 シャフリヤール
6 11 ステラヴェローチェ
6 12 ワンダフルタウン
7 13 グレートマジシャン
7 14 タイトルホルダー
8 15 アドマイヤハダル
8 16 サトノレイナス
8 17 バスラットレオン

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 1=16 1=12 1-14 1-15 16=12
綾恵 1=5 1=14 1-4 1-15 5=14
ナベ 11=1 11=16 11=7 11=8 11=10
たま 16=1 16=4 16=10 16=13 16=14

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はエフフォーリア。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
皐月賞(G1)を制し、デビューから一気の4連勝で1冠目を奪取。荒れた内の馬場をものともせずに突き抜け、後続を3馬身引き離す圧巻の内容だった。好位で立ち回れるセンスの良さがあり、末脚も非凡。今回の東京では百日草特別(1勝クラス)→共同通信杯(G3)と連勝し、コース適性も証明済みだ。距離は2400Mに延びるが、父エピファネイアと近親のアドマイヤムーンは当舞台でジャパンC(G1)を制しており、血統的に対応できる下地は十分。無敗のまま2冠を達成し、堂々と世代の頂点に立つ。

対抗はサトノレイナス。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
桜花賞(G1)では後方から上がり32秒9の豪脚で猛追したが、クビ差届かず2着に惜敗。マイルは短かった印象が強く、本質的には距離が延びて良さが出るタイプだろう。父ディープインパクト譲りの末脚が持ち味で、直線の長い東京コースに替わるのもプラス。紅一点で牡馬とは初対戦だが、斤量差を生かせばウオッカ(07年)以来となる史上4頭目の牝馬Vも夢ではない。

単穴はワンダフルタウン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.25.2
休養を挟んで重賞連勝。前走・青葉賞(G2)は5カ月ぶりの実戦だったが、接戦を制して改めて力を示した。デビュー以来(3.1.1.0)と崩れておらず、前走は長距離輸送や2400Mにもしっかりと対応。ひと叩きされてさらなる上積みが見込めるため、皐月賞組が相手でも軽くは扱えない。

抑えはアドマイヤハダル。穴はタイトルホルダー。

今週のワンポイントアドバイス

戴冠のチャンス、サトノレイナス


オークスは2年連続で無敗の牝馬2冠馬誕生はならなかったが、今週は4戦4勝のエフフォーリアが無敗戴冠に挑戦する。2冠制覇となれば昨年のコントレイルに続き2年連続で8頭目の偉業達成となる。

2018年に誕生したサラブレッド7398頭の頂点に立つのはどの馬か。過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。

連対馬は1−10、3−5、1−3、3−1、1−5、3−2、2−3、5−4、12−3、1−2番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は5、3、6連対。1番人気は4勝2着1回と物足りない成績だが、それを6連対の3番人気がカバーしている。

馬連配当は
3 け た......4回
1000円台...2回
3000円台...1回
5000円台...1回
7000円台...1回
万 馬 券......1回

12番人気が勝利した19年に1万1200円と荒れ、その前年にも7950円の高配当が出たが、2000円未満の人気サイド決着も6回。荒れるか、堅いかの見極めが必要となっている。

一方、3着に8、7、8、12、3、1、1、16、2、10番人気が入線した3連単配当は、10万、8万、5万、10万、1万円台、4600円、1万円台、285万円台、19万円台、5140円。こちらは18年の285万馬券を含めて10万円を超す高配当が4回も飛び出す波乱となっている。

路線別(着順)は皐月賞(1、3、2、4、1、1、2、3、5、6、7、1、3、1、2着)組が15連対と他路線を寄せ付けない強さを見せている。ほかでは、京都新聞杯(1、1、2着)組3連対、青葉賞(1、1着)組2連対。ステップは3路線に絞られ、3着を見てみても例外は18年のコズミックフォース(プリンシパルS1着)1頭のみ。上記3路線以外からの参戦馬(牝馬を除く)が連に食い込むのは厳しい状況となっている。なお、前走成績は皐月賞組なら2けた着順でなければ連対可能で、ほかの2組は1、2着に好走していることが条件となっている。

連対馬20頭の前走着順を整理すると、【9.4.3.1.1.2】(左から1〜5着、着外)。18頭が掲示板を確保し、うち16頭は馬券圏内に好走している。ちなみに、着外の2頭は6、7着。大敗馬の巻き返しは厳しい。

勝利数別は1〜4勝以上馬が16、80、71、12頭出走して0、4、13、3連対。連対率はそれぞれ0、5、18、25%。1勝馬に連対実績はなく、2勝以上を挙げていることが必要となっている。

また、キャリア別は3〜8戦以上馬が0、6、8、3、1、1連対。連対率は0、19、21、7、3、7%。キャリア5戦馬が最多8連対で、連対率でもトップ。キャリアの浅い3戦馬や逆に豊富な7戦以上馬には気になるデータとなっている。

東西対決は、関東馬が60頭出走して6連対(連対率10%)、関西馬は119頭で14連対(同12%)。関東馬は関西馬に大きくリードされているが、ここ2年連続で2着を確保している。

発走地点は先週のオークスと同じ直線の坂を上り切ったところ。枠番別の成績は、
1枠【3.2.1.14】
2枠【1.1.2.16】
3枠【2.0.1.17】
4枠【0.2.2.15】
5枠【1.1.0.18】
6枠【1.3.1.15】
7枠【1.1.2.26】
8枠【1.0.1.28】
(フルゲート18頭、14年は7番取り消し)

内の1〜4枠は6勝、2着5回、3着6回(勝率= 8%、連対率=14%、馬券対象率=22%)、外の5〜8枠が4勝、2着5回、3着4回(同=4%、同=9%、同=13%)。発馬から最初のコーナーまで約350Mと短く、勝率、連対率、馬券対象率で内枠が外枠を大きくリードしている。(たま)


◎......サトノレイナスは新馬、サフラン賞と連勝し、阪神ジュベナイルF、桜花賞でソダシとハナ、クビ差の2着だった。重賞勝ちはないものの、能力は明らかにG1級。出遅れ癖のある馬にマイル戦はベストの条件ではなかった。2年ぶりに有観客となる「競馬の祭典」。紅一点レイナスの末脚がさく裂する。

○......強敵は4戦4勝のエフフォーリア。デビューから一貫して中距離戦に参戦。一戦ごとに後続との差を広げながら皐月賞では2着に3馬身差をつけて圧勝した。距離延長に問題はなく、伸びやかなストライドは東京コース向き。若武者・横山武史騎手とのコンビで力を出し切れば、突き抜けても不思議はない。

▲......レッドジェネシスは初勝利に4戦を要したが、目下ゆきやなぎ賞、京都新聞杯と連勝中。前走は中団で脚をため、直線で力強く伸びる快勝だった。差す競馬を完全にマスターし、2走前に2400M戦を経験しているのも大きな強み。ロングスパートの利く直線の長い舞台で戴冠を決めたい。

△1......タイトルホルダーは前走の皐月賞で3馬身差の2着。勝ち馬に並ぶ間もなく抜き去られたが、2番手追走から3コーナーで先頭に立つ強気の競馬で連対を果たしてみせた。2走前に弥生賞ディープインパクト記念を楽々と逃げ切って重賞初制覇。マイペースに持ち込めれば簡単には止まらない。

△2......前走の毎日杯でグレートマジシャンはクビ差の2着。先に抜け出した勝ち馬を捕らえ切れなかったが、JRAレコードタイの時計で駆け抜けた。キャリア2戦での重賞初挑戦、初の長距離輸送で馬体重8キロ減を思えば悲観する内容ではない。今回はデビュー2連勝を決めた地元・東京コースでの競馬。万全の態勢で臨める。

△3......シャフリヤールは新馬勝ちの勢いで挑んだ共同通信杯で0秒4差の3着。格上馬相手にメンバー2番目タイの上がりで素質の片りんを見せた。前走の毎日杯は後手に回ったが、1分43秒9の破格の時計で重賞初制覇。少頭数戦だったとはいえ、一気の末脚で快勝した。全兄のアルアインは17年の皐月賞馬。G1初挑戦でも好勝負が期待できる。

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