前走・万葉S(オープン)は出遅れて最後方となったものの、向正面から早めにスパート。大外を回って直線で先頭に立つと、一気に後続を突き放して快勝した。昨年のクラシック3冠を6、9、7着と健闘した力量馬で、G3のハンデ戦なら出番は十分。初タイトルを奪取して今後に弾みをつけたい。

近5戦で4勝と本格化ムード。前走・迎春S(3勝クラス)は休み明けをものともせず、好位から危なげなく突き抜けた。昨夏には2600Mの信夫山特別(2勝クラス)を快勝しており、スタミナも証明済み。ハンデ54キロで得意の東京(2.1.1.0)なら、重賞でも面白い。

2500M以上で(2.2.2.0)と複勝率100%。初めて重賞に挑んだアルゼンチン共和国杯(G2)でも連対を確保し、長距離適性をアピールした。前走・日経新春杯(G2)は4着に終わったものの、2着とは0秒1差。距離延長で重賞初制覇を狙う。

過去10年、連対馬は(1)(6)、(2)(4)、(15)(1)、(1)(4)、(1)(5)、(1)(2)、(4)(2)、(1)(6)、(1)(5)、(1)(8)番人気で決まった。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…3回
2000円台…3回
3000円台…1回
4000円台…1回
万馬券…………1回

2012年に15、1番人気のワンツーで5万2520円の高配当が出ているが、残る9回は荒れても4750円止まり。ステイヤーズS(3600メートル)に次ぐ長距離3400メートルを走るマラソンレースでも、波乱度は低い。

一方、3着に10、6、2、6、3、8、8、2、6、3番人気が入った3連単配当は15万円台、4万円台、94万円台、3万円台、1万円台、2万円台、5万円台、9850円、1万円台、4万円台。こちらも、15万、94万馬券が飛び出した2回を除くと、すべて6万円未満に収まっている。

連対馬20頭のクラス別は、重賞組10頭、オープン特別組7頭、3勝クラス組1頭、2勝クラス組2頭。3勝クラス以下組はやや苦戦している。

ステップは5連対の万葉S組がトップで、現在、4年連続で連対中。次いで、3連対でアメリカJCC組が続き、2連対で有馬記念組とステイヤーズS組が並んでいる。

レノヴァールは前走の万葉Sで3着。3コーナーで13番手に後退したが、直線次走につながる脚で盛り返した。3勝クラス勝ちしたときに後のアルゼンチン共和国杯2、3着馬に先着。重賞でも通用する決め手は証明済み。23日に52歳の誕生日を迎える横山典騎手とのコンビで初重賞制覇を飾る。

馬単は(6)←→(7)、(6)←→(14)、(6)←→(11)、(6)←→(13)、(6)←→(1)。

3連単は(6)←→(7)から(14)(11)(13)(1)と、(6)←→(14)から(7)(11)(13)(1)への3着流し。