前走・カーバンクルS(オープン)を好時計で逃げ切り勝ち。前半3ハロン32秒8のハイペースで飛ばして後続を振り切り、スピードの違いを見せつけた。引き続きベストの1200M(5.1.1.2)で、中山の急坂もクリア済み。今週の追い切りでは抜群の動きを見せており、初タイトル獲得に期待がかかる。

前走・カーバンクルS(オープン)はモズスーパーフレアのスピードに屈したものの、2着は確保。斤量58キロを背負って持ち時計を更新しており、評価を下げる必要はない。この舞台で(2.5.0.1)と相性が良く、当レースでは2年連続で僅差2着。今年も首位争いになりそうだ。

重賞でも再三好走している実力馬。昨年のスプリンターズS(G1)では2番手追走からクビ差2着に粘り込み、戴冠にあと一歩のところまで迫った。休み明けの前走・シルクロードS(G3)は最下位(18着)に終わったが、レース前からテンションが高く、力を発揮できなかった印象。叩き2戦目で巻き返しを図る。

1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられる。

過去10年の連対馬は(3)(6)、(2)(7)、(3)(2)、(9)(5)、(2)(1)、(3)(11)、(7)(1)、(5)(4)、(1)(3)、(10)(2)番人気で決着した。

馬連配当は
3けた……2回
1000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…1回
7000円台…1回
万馬券……2回

上位1〜3番人気の3、4、4連対はほめられた成績とはいえず、6〜11番人気からも6頭の伏兵馬が連対。12年と14年にそれぞれ1万円台の高配当が出ている。

また、3着に5、8、1、14、7、9、4、8、4、1番人気が入線した3連単配当は、12年に266万馬券が飛び出し、ほかにも10万〜57万の高配当が5回も出る大荒れ。穴党にはワクワクする一戦となっている。

ステップはシルクロードS組が6連対でトップ。次いで、阪神C組とラピスラズリS組が3連対で続いている。


ナックビーナス(2着)は前走のカーバンクルSでモズスーパーフレアに逃げ切られたが、重量は58キロ対53キロ。斤量差を思えば悲観する内容ではない。中山の芝1200メートルは、このレースの2年連続2着を含めて【2501】と得意。同斤54キロのここは負けられない。