芝1600Mで5戦5勝。朝日杯フューチュリティS(G1)、NHKマイルC(G1)を快勝し、現3歳世代の最強マイラーとして君臨している。逃げ・差し自在のレース巧者で、左回りも4戦4連対(3勝)。夏場を休養に充て、馬体はさらに成長を遂げている。斤量57キロで古馬相手でも、あっさり克服する。

春のヴィクトリアマイル(G1)を驚異的なレコードで快勝。出遅れながらも二の脚で中団につけると、直線での激しい叩き合いを制して初戴冠を飾った。その後、骨折が判明して休養を余儀なくされたが、帰厩後は順調に調整メニューを消化。ルメール騎手とのコンビでは昨秋の紫苑S(G3)を快勝しており、3つ目の重賞制覇で復帰戦を飾りたい。

左回りで(5.1.2.2)のサウスポー。前走・ヴィクトリアマイル(G1)は11着に終わったものの、直線で不利を受けており、敗因ははっきりしている。当舞台では2月の東京新聞杯(G3)でインディチャンプ(のちにG1制覇)と僅差の2着。スムーズな競馬なら出番がある。

過去10年、連対馬は(6)(11)、(2)(14)、(1)(6)、(5)(3)、(1)(9)、(2)(12)、(4)(1)、(3)(4)、(1)(4)、(2)(3)番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は4、3、3連対とほめられた成績ではないものの、上位人気が連からそろって消えたのは2009年の1回だけ。

馬連配当は
1000円台…4回
2000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回
万馬券…………3回

2けた人気が2着に食い込んだ09、10、14年に、2万5590円、2万2000円、1万4780円となる波乱の決着。ただ、ここ4年に限ると、連対馬は4番人気以内の組み合わせでゴールしてすべて1000円台で順当に収まっている。

また、3連単配当は219万、171万、3万、46万、25万、26万、2万、1万、5万円台と9650円。こちらもこの4年は平凡な配当が続いているが、14年以前は219万、171万馬券が飛び出し、25万〜46万円台の高配当も3回出るなど大荒れ。近年は平穏な配当が続いてきただけに、そろそろひと波乱あっても不思議ないか。

ステップは京成杯オータムH組が5連対でトップ。次いで、安田記念組が4連対で続いている。最多連対の京成杯オータムH組はそこで3着以内ならさらに信頼度は高く、一方、G1安田記念組は成績に関係なく巻き返しが可能となっている。


クリノガウディーは前走の京成杯オータムHで7着。手応え良く直線を向いたものの、前が壁になり追えず。レコード決着であのロスは痛かった。マイル戦は朝日杯フューチュリティS2着、2走前の中京記念でも鼻差の2着。スムーズな競馬で巻き返す。

馬単は(17)←→(9)、(17)←→(7)、(17)←→(16)、(17)←→(15)、(17)←→(10)。

3連単は(17)←→(9)から(7)(16)(15)(10)と、(17)←→(7)から(9)(16)(15)(10)への3着流し。