前走・朝日杯フューチュリティS(G1)は勝ち馬のダノンプレミアムにこそ離されたものの、2着とはクビ差(3着)。懸念された距離延長に対応できたのは収穫だった。昨秋の京王杯2歳S(G2)を制するなど、デビューから(3.1.1.0)の好成績を収めており、このメンバーでは実績上位。春初戦のトライアルをきっちり制し、NHKマイルC(G1)に弾みをつけたい。

前走・毎日杯(G3)は道中折り合いを欠いて、最後方まで下がる苦しい競馬。それでもメンバー最速の上がりを発揮して3着まで追い上げ、ポテンシャルの高さを見せた。気性的に1ハロン短縮は歓迎で、前々走(500万下)のマイル戦ではレッドサクヤ(のちにオープンV)に快勝している。折り合い次第では、まとめて差し切る可能性も。

前走の未勝利戦では好位から余力十分に抜け出して好時計V。阪神の急坂も難なくクリアし、後続に4馬身差をつけた。その後のシンザン記念(G3)は左後肢ハ行で回避したものの、調教では軽快な動きで仕上がりの良さをアピール。このメンバーでも素質は互角以上とみる。

過去10年、連対馬は(5)(9)、(6)(12)、(5)(1)、(4)(11)、(2)(3)、(1)(2)、(1)(3)、(9)(5)、(4)(9)、(1)(6)番人気の組み合わせで決まった

馬連配当は
3けた…………3回
1000円台…2回
5000円台…1回
万馬券…………4回

上位1、2番人気が連から消えた2008、09、11、15年に2万、1万、4万、1万円台の万馬券が出ているが、2000円未満の決着も5回。堅いか、荒れるかの見極めが必要となっている。

一方、3連単配当は89万円台、25万円台、6万台円、57万円台、1万円台、1740円、5340円、32万円台、19万円台、6020円。こちらも10万超の高配当と4けた配当が入り交じる難解なレースとなっている。ちなみに、3着は10、3、8、5、6、4、6、7、7、3番人気だった。

ステップはシンザン記念組が5連対と好相性で、3連対で朝日杯フューチュリティS組、2連対でジュニアC組と続いている。

関東馬19頭、関西馬104頭、地方馬2頭で争った所属別は、2、18、0連対。連対率はそれぞれ11、17、0%。関東馬は苦戦しているが、出走頭数自体に大きな差があり、悲観する材料とはいえない。


インディチャンプは2戦2勝で臨んだ前走の毎日杯で3着。道中かかり気味、直線でも馬群をさばくロスがありながらメンバー最速の33秒6の決め手を発揮した。500万下圧勝のマイルへの距離短縮は好材料。重賞VでNHKマイルCに弾みをつけたい。

馬単は(2)←→(11)、(2)←→(13)、(2)←→(10)、(2)←→(6)、(2)←→(1)。

3連単は(2)←→(11)から(13)(10)(6)(1)と、(2)←→(13)から(11)(10)(6)(1)への3着流し。