デビュー戦こそ2着に敗れたものの、勝ち馬のアドマイヤマーズ(次走でオープンV)とはハナ差。次走では大幅に時計を短縮し、順当に勝ち上がった。2戦ともに上がり3ハロンはメンバー最速。引き続き直線の長い新潟外回りコースなら、非凡な決め手を発揮できるはずだ。

東京1800Mでデビュー勝ち。道中行きたがる素振りを見せながらも、早め先頭から押し切って素質の高さを示した。当時の3、5着馬も後に勝ち上がっており、レースレベルは水準以上。気性的に距離短縮はプラスになりそうで、重賞でも楽しみは大きい。

デビュー戦は後方から鮮やかに差し切って快勝。続く中京2歳S(オープン)では勝ち馬にこそ離されたが、好位から運んで連対確保とレースぶりに幅を見せた。父ジャスタウェイは11年の当レース2着馬。勝ち切るまではどうかだが、相手には加えておきたい一頭だ。

過去10回の連対馬は1-15、1-15、9-10、4-1、3-10、1-4、3-1、1-12、3-6、3-5番人気の組み合わせで決まった。

馬連配当は
3 け た……2回
1000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回
7000円台…1回
万 馬 券……4回

1〜3番人気の6、0、4連対は胸を張れる成績とはいえず、6〜15番人気から計7頭が連対している。伏兵馬の連対は珍しくなく、万馬券が4回も飛び出している。

一方、3連単配当は17万、11万、86万、5万、47万、3万、1万、26万、5万、4万円台で決着。こちらも10万超の高配当が5回も出る波乱となっている。ちなみに、3着は4、2、5、9、9、6、6、8、2、2番人気だった。

連対馬20頭のクラス別は、オープン特別ダリア賞組2頭、新馬組12頭、未勝利組6頭。新馬組と未勝利組で連対馬の90%を占めている。

連対馬の距離別は1200M組2頭、1400M組7頭、1600M組8頭、1800M組3頭。1400M組と1600M組が好成績を残しているが、1800Mから参戦した馬はここ4年で3回連対を果たしている。

東西対決は関東馬13連対(連対率12%)、関西馬7連対(同12%)。連対率は互角でも、連対数で関東馬がリードしている。

また、牡馬VS牝馬は14対6で、連対率はそれぞれ14、9%。牡馬が優勢となっている。


◎……アンブロークンは重馬場の東京芝1800Mを1分50秒5で快勝。時計は平凡だったが、直線で2着馬の脚色を確認しながら余力十分に押し切った。3、5着馬が次走で勝ち上がっており、相手のレベルも低くなかった。引き続き舞台は左回り。無傷の重賞制覇に期待する。

○……ケイデンスコールはデビュー戦でハナ差2着だったが、2戦目でキッチリと勝ち上がった。走破時計1分34秒3は今回のメンバー最速で、2戦連続でマークした上がり33秒台も優秀。引き続き同舞台のマイル戦なら当然首位争いだ。

▲……エルモンストロは前走、好スタートからあっさりと逃げ切った。勝ちタイムも速く、直線で後続に内外から並びかけられると、そこから二枚腰を使って突き放した。レースナンバー2の上がりならハナにこだわる必要はなく、末脚もしっかりしている。

△1……東京の芝1600Mをジョディーは快勝。逃げ切りだったが、34秒2の上がりなら控えて末脚を生かす競馬もできる。初戦で2着に破ったウインゼノビアが後にクローバー賞を圧勝。潜在能力もかなり高そうだ。

△2……エイカイキャロルは新馬戦で2番手に控え、直線しっかりと伸びて半馬身の完勝。スローの流れで時計はかかったが、すっと好位につけるセンスで、33秒3の瞬発力も素晴らしかった。うまく先行できればチャンスはある。