500万勝ちから破竹の4連勝で前々走・スワンS(G2)を制覇。前走・マイルCS(G1)は中団から追い上げて0秒1差3着と、トップクラスの能力を証明した。気性的にも1400M(3戦3勝)への距離短縮は歓迎。今回も相手は揃ったが、ベストの距離なら堂々と主役を張れる。

14年の皐月賞馬がラストランを迎える。前走・マイルCS(G1)は後方から追い込むも5着どまり。直線入り口で他馬と接触する不利が響いたが、それでも0秒3差と実力馬の意地は見せた。昨年の当レースで僅差2着の実績が示すように、1400Mも守備範囲。ここを勝って有終の美を飾りたい。

目下4連勝中と出世街道を走る上がり馬。いずれのレースも余力十分に差し切り、一気にオープンまで駆け上がった。今週も坂路で好時計をマークするなどデキは良好。相手は強化されるが、引き続き1400M(2戦2勝)なら楽しみな存在だ。

過去10年、連対馬は(1)(10)、(8)(1)、(1)(7)=(1)(11)、(2)(5)、(4)(5)、(3)(14)、(8)(10)、(8)(3)、(3)(5)、(7)(2)番人気で決着した(09年は2着同着)。1〜3番人気は3、2、3連対とほめられた成績とはいえず、6番人気以下から伏兵馬が9頭も連に絡んでいる。

馬連配当は
2000円台…1回
3000円台…3回
4000円台…1回
5000円台…2回
6000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………2回

3けた配当で決まったことはなく、最低配当は09年の2960円。上位人気馬と人気薄馬の1、2着が多く、一筋縄では収まらない傾向を見せている。

連対馬のステップはマイルCS組が10連対と断然の成績で、京阪杯組3連対、スワンS組2連対の順。

関東馬59頭と関西馬116頭で争った東西対決は14対7。連対率はそれぞれ24、6%。関東馬が関西馬を大きくリードしている。


前走のイスラボニータは直線で他馬と接触する不利。それでもそこから立て直して1馬身半差の5着まで迫った。富士S、マイルCSを経由しての臨戦は2着だった昨年と同じローテーション。スムーズな競馬で巻き返し、有終の美を飾る。