昨年の当レース勝ち馬。休養明けの前走・BSN賞で2着に敗れたが、トップハンデを背負い0秒1差なら上々の復帰戦と言える。好位からの競馬も可能だが、今回はすんなりハナを切れそうなメンバー構成。叩き2戦目の上積みも見込め、連覇の期待十分だ。

前走・マーキュリーC(交流G3)は激しい叩き合いを制し、待望の重賞初制覇。その後放牧に出されたが、帰きゅう後も丹念に乗り込まれ、力は出せる状態。斤量3.5キロ増は割引材料だが、得意の阪神(4勝)なら首位争いに食い込んでくる。

前走・アンタレスS(G3)で重賞初制覇。道中は中団に構えて脚をためると、直線で鋭く伸びて快勝した。今回は休み明けに加えて距離延長と課題はあるが、本格化した今なら克服可能とみる。

過去10年、連対馬は(1)(6)、(6)(1)、(3)(8)、(1)(4)、(5)(4)、(2)(3)、(5)(3)、(1)(3)、(3)(1)、(1)(2)番人気の組み合わせで決まった。

馬連配当は
3けた…………4回
1000円台…1回
2000円台…2回
3000円台…1回
4000円台…1回
6000円台…1回

上位1〜5番人気の6、2、5、2、2連対に対して、伏兵馬の連対は6、8番人気の2、1連対。上位人気馬の好走で最高配当は2009年の6590円。ハンデ戦でも平穏に収まる傾向を見せている。

一方、3連単配当は6840円、4万円台、10万円台、7万円台、6万円台、1万円台、7万円台、1万円台、6810円、5380円。09年に10万馬券が飛び出して、6、7万台の配当も3回。こちらはやや波乱含みとなっている。ちなみに、3着は5、4、4、9、2、1、6、7、2、4番人気だった。

連対馬20頭のクラス別は、重賞組10頭【1216】、オープン特別組4頭【3010】、1600万下組6頭【5001】。格上の重賞組が半数を占めているが、オープン特別以下組も互角の10連対と健闘している。なお、重賞組は前走着順に関係なく巻き返しが可能で、オープン特別組以下は1着が理想となっている。

路線別(着順)はオークランドレーシングクラブT(1、9、1、1、1着)組が5連対でトップ。次いで、平安S(7、2、5着)組3連対、エルムS(7、2着)組2連対の順。

年齢別は3〜7歳以上馬が4、3、6、6、1連対。連対率は29、14、15、17、4%。7歳以上馬は苦戦している。

また、関東馬26頭と関西馬112頭で争った東西対決は、2対18。連対率は8、16%。ホームの利を生かして戦える関西馬が強い。

性別は牡馬が135頭出走して19連対(連対率14%)、牝馬は3頭で1連対(同33%)。牝馬の連対率が高いが、サンプル数が少なく、参考程度にとどめておきたい。

トップハンデ馬は4、2、5、11、3、(3、11)、3、(2、6)、6、5着。ハンデ頭の優勝はないが、2着2回、3着3回ならノーマークにはできない。


ドラゴンバローズはこのレースと好相性のオークランドレーシングクラブTを快勝。4コーナーで前を射程圏に入れ、直線であっさりと抜け出す強い競馬だった。相手なりに走れる自在性を身に着け、斤量も57→54キロと3キロ減。重賞初制覇があっても驚けない。

馬単は(5)←→(6)、(5)←→(15)、(5)←→(13)、(5)←→(11)、(5)←→(3)。

3連単は(5)←→(6)から(15)(13)(11)(3)と、(5)←→(15)から(6)(13)(11)(3)への3着流し。