前走・シクラメン賞(500万下)を制してデビュー2連勝。ラスト2ハロン10秒8-11秒3を豪快に差し切り、父ディープインパクト譲りの瞬発力を見せつけた。この中間の調教でもオープンの古馬に先着するなど、非凡な素質をアピール。跳びの大きいタイプで、京都外回りコースへの適性も高そうだ。引き続き目が離せない。

京都芝1800Mで2戦2勝。2歳コースレコードで初勝利を飾ると、萩S(オープン)では評判馬ヴァナヘイムを破り、素質の高さをアピールした。前走・京都2歳S(G3)は直線で挟まれる不利を受けて6着。距離も1ハロン長かった感があり、1800M戦で改めて期待してみたい。

これまでの2勝はともに逃げ切り。デビュー戦を4馬身差で快勝し、前々走・黄菊賞(500万下)では休み明けで後続を完封した。前走・朝日杯FS(G1)はハナを切れず持ち味を発揮できなかったが、単騎逃げ濃厚な今回のメンバーなら、一発を警戒するべきだろう。

過去10年の連対馬は(3)(2)、(8)(5)、(1)(2)、(5)(1)、(3)(8)、(1)(4)、(6)(5)、(2)(1)、(1)(2)、(1)(4)番人気で決まった。上位1〜5番人気は6、4、2、2、3連対と人気に応え、人気薄からの連対は6、8番人気の1、2連対だけとなっている。

馬連配当は
3けた…………6回
1000円台…1回
2000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………1回

11年に1万280円の万馬券が出ているが、8回は3000円未満。無理な穴狙いは避けたほうが賢明か。

また、3連単配当は1万円台、21万円台、3万円台、2万円台、8万円台、4970円、2万円台、3310円、1270円、1570円。08年に21万馬券が出ているが、全体としては平穏で、特にここ3年は4けたのガチガチ配当で決まっている。ちなみに、3着は4、7、10、6、2、2、3、6、3、2番人気だった。

連対馬のクラス別は、重賞組5頭、オープン特別組2頭、500万下組10頭、未勝利組3頭。格上のオープン組7連対に対して、500万下組以下からも13連対。下級条件組が互角以上の健闘を見せている。

路線別は3連対で福寿草特別組がトップ。2連対でシクラメン賞組が続いている。

キャリアは1〜7戦以上馬が0、6、7、4、1、1、1連対。連対率は0、32、37、17、14、11、6%。軸馬はキャリア2〜4戦馬から選びたい。


サトノアーサーは新馬、500万特別とレース最速の上がりで連勝。特に前走で刻んだ32秒7は2歳馬にとっては規格外で、すごみさえ感じさせた。エンジンのかかりは遅いが、ギアが入ると一気の伸び脚。クラシックへ向けて今回どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。