前走・アルゼンチン共和国杯(G2)は直線で勝ち馬に寄られる場面から立て直して2着。半馬身差及ばず悔しい思いをしたが、秋の始動戦だったことを考慮すれば上々の滑り出しと言える。10〜12月に5勝を挙げるなど秋競馬での成績が良く、昨年の当レースは5馬身差の大楽勝。当時と同じムーアの手綱で連覇を目指す。

キャリアを重ねて着実に地力をつけ、今年に入ってオープン特別2勝。春の目黒記念(G2)と前走アルゼンチン共和国杯(G2)はともに僅か0秒2差で、重賞タイトルも手の届くところにある。中山は初めてだが、右回りでは3戦3勝。アルバートとの斤量差を生かして逆転を狙う。

12、14年の当レースでともに2着。8歳の高齢だが、今年も極悪馬場のダイヤモンドS(G3)で3着を確保するなど、スタミナ勝負では軽視できない。前々走の天皇賞・春(G1)でもアルバートとは同タイム。叩き2戦目の上積みも見込め、ベテランの底力に期待したい。

中央競馬は中山、中京、阪神に舞台が変わり、今年最後の師走競馬が行われる。中山の初日メインは平地重賞最長距離3600メートルで争われる「スポニチ賞ステイヤーズS」。過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。

連対馬は(1)(2)、(7)(2)、(6)(1)、(1)(13)、(5)(2)、(4)(6)、(8)(4)、(1)(4)、(3)(4)、(1)(7)番人気の組み合わせで決着した。1〜3番人気は5、3、1連対と不振で、代わりに、6番人気以下から6頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…2回
2000円台…2回
3000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…1回
万馬券…………2回

2007年に1万4120円、12年にも1万1470円の高配当となったが、8回は7000円未満。荒れても中波乱止まりと考えておきたい。

ステップは10連対のアルゼンチン共和国杯組が他路線を圧倒。2連対で菊花賞組、アンドロメダS組、比叡S組が追っている。

年齢別は3〜7歳以上馬が4、5、4、4、3連対。連対率は各31、19、12、12、7%。各世代からまんべんなく連対馬が出ているが、連対率は若い世代ほど高くなっている。


前走のアルゼンチン共和国杯でモンドインテロは1番人気を裏切って1馬身差の4着。最内枠からロスなく運んだが、荒れた内を突いた分直線で切れ負けした。長距離戦に実績があり、右回りも【4010】(中山ダートを含む)と得意。休み明けを使われた上積みは大きく、今度こそ重賞制覇を果たす。

馬単は(8)←→(13)、(8)←→(3)、(8)←→(6)、(8)←→(4)、(8)←→(10)。

3連単は(8)←→(13)から(3)(6)(4)(10)と、(8)←→(3)から(13)(6)(4)(10)への3着流し。