3年前の当レース勝ち馬。近2走は現級で連続2着に好走しており、前走の北九州短距離Sでは上がり33秒2の末脚を見せている。中山1200Mは(1.2.2.1)と適性十分。充実感漂う現況なら、再度オープン入りの期待が持てる。

前々走の船橋Sで現級勝ち。前走のスプリングC(G2)は11着に終わったが、準オープンに戻れば見直しが必要となる。今回の中山1200Mでは2勝の実績。久々で3戦3勝と鉄砲実績もあり、休み明けでも要注目。

過去5回、連対馬は9-3、4-5、1-5、10-1、10-12番人気で決まった(2011、12年は定量戦。14年は新潟競馬)。上位1〜3番人気は2、0、1連対とパッとせず、代わりに9〜12番人気から4頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
1000円台…1回
4000円台…1回
7000円台…1回
8000円台…1回
万 馬 券……1回

3けた配当で決まったことはなく、昨年は10、12番人気の組み合わせで6万2230円。定量戦時代から波乱含みだったが、ハンデ戦に変わってさらに難解なレースとなっている。

また、3連単配当は、41万、4万、6840円、19万、187万円台。こちらも昨年187万馬券に加えて、41万、19万馬券が飛び出す大荒れ。人気薄馬の台頭を警戒したい。ちなみに、3着は11、2、2、6、6番人気だった。

連対馬10頭のクラス別(着順)は準オープン組7頭、1000万下組3頭。

ステップは2連対で北九州短距離S組、函館日刊スポーツ杯組、飯豊特別組が並んでいる。

年齢別は3〜7歳以上馬が2、1、4、3、0連対。連対率は29、10、17、13、0%。5歳馬が連対数でトップに立っているが、率で3歳馬が他世代をリードしている。

関東馬は61頭出走して8連対(連対率13%)、関西馬が21頭で2連対(同10%)。関東馬が連対数で関西馬を大きく引き離している。

牡馬44頭と牝馬38頭で争い、5対5。連対率はそれぞれ11、13%。性別による格差は見られない。


◎……前走のフミノムーンは格上挑戦のUHB賞で0秒4差の6着。出遅れ、道中でも行きたがりながらも大きく崩れなかった。2走前の自己条件で57キロを背負って0秒1差の3着。現級ならいつ勝ち上がってもいい能力を秘めている。

○……相手は前走の北九州短距離Sで1番人気を裏切ったラズールリッキー。その前走は好スタートを切ったものの、道中マルヨバクシンに絡まれて伸び切れず6着止まりだった。3カ月半ぶりをたたき2戦目。ベストの1200Mなら反撃が期待できる。

▲……サザナミは2走前の現級勝ちを含めて、中山の芝1200Mで3戦2勝と好成績。前走11着はG2戦、距離も1ハロン長かった。休養明けで3勝なら4カ月半ぶりの実戦も不安はなく、自己条件に戻るのも好材料だ。

△1……メラグラーナは前走、後方待機から直線鮮やかに差し切りV。上がり33秒1も優秀だった。昇級戦となるが、斤量2キロ減で芝1200Mも得意。道悪に末脚を封じられなければ差はない。

△2……前走の北九州短距離Sでマルヨバクシンはクビ+クビ差の3着。時計が速く、展開も厳しかったがゴール前でしぶとい粘りを見せた。春に準オープン勝ちの実績で、斤量も前走据え置きの55キロ。流れひとつで首位争いになる。

△3……プレイズエターナルは2戦連続で33秒台の決め手を駆使して2着。後方から直線鋭く差し込んできた。トップハンデ57キロは背負い慣れた斤量で問題ないが、降り続く雨で良馬場は望み薄と見て押さえとした。