中京のデビュー戦で牡馬を相手に快勝。勝負どころで外を回りながらも豪快に突き抜け、非凡な決め手をアピールした。新潟コースは初めてだが、引き続き左回りの1600M。跳びの大きいタイプで、直線の長い外回りコースも合いそう。前走の再現を期待してみたい。

デビュー戦では好位から堂々と差し切り、レースセンスの高さを披露。当時の2、3着馬も直後に勝ち上がっており、レースレベルも高かった。前走・ダリア賞(オープン)はマイペースで逃げた勝ち馬に届かなかったが、休み明けで0秒2差2着なら及第点。叩き2戦目の前進を警戒したい。

こちらは東京芝1800Mでデビュー勝ち。スローペースに好位で折り合い、直線では力強く伸びて他馬を一蹴した。父ルーラーシップは産駒が先週までに5勝を挙げ、新種牡馬1位(タイ)と好調。父譲りの決め手で重賞制覇に挑む。

来春のG1戦線につながる必見の2歳重賞戦。ちなみに、3年前の優勝馬ハープスターは桜花賞を制覇し、昨年VのロードクエストはNHKマイルCで2着と好走している。

過去10回、連対馬は(2)(11)、(4)(16)、(1)(15)、(1)(15)、(9)(10)、(4)(1)、(3)(10)、(1)(4)、(3)(1)、(1)(12)番人気の組み合わせで決まった。1番人気は6連対とまずまずの成績だが、2、3番人気が1、2連対と不振。代わりに、2けた人気馬7頭を含む8頭の伏兵馬が連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………2回
1000円台…1回
7000円台…2回
万馬券…………5回

2010年を除くと勝ち馬は4番人気以内から出ているが、ヒモに人気薄が絡むことが多く、万馬券が5回も飛び出す大荒れとなっている。

連対馬の距離別は1200メートル組2頭、1400メートル組7頭、1600メートル組9頭、1800メートル組2頭。1400、1600メートル組が有力となっているが、ここ2年連続で連対している1800メートル組の勢いも軽視できない。

クラス別はオープン組4頭、新馬組12頭、未勝利組4頭。オープン組が強いというイメージはなく、新馬、未勝利組が連対馬の80%を占めている。
牡馬は13連対(連対率13%)、牝馬が7連対(同9%)。夏に走るといわれている牝馬は苦戦している。

オーバースペックは2戦目の未勝利勝ちだったが、小回りの福島で後方2番手からの差し切りはなかなか見られない。デビュー戦は前残りで届かなかったが、しまいの爆発力は相当なもの。新潟コースは歓迎で、重賞奪取のチャンスだ。

馬単は(12)←→(9)、(12)←→(2)、(12)←→(10)、(12)←→(6)、(12)←→(4)。

3連単は(12)←→(9)から(2)(10)(6)(4)と、(12)←→(2)から(9)(10)(6)(4)への3着流し。