500万から3連勝で一気のオープン入り。それぞれ異なるコース、異なる鞍上でも次々に勝ち星を重ね、完全に本格化した。3000M超の長丁場は初めてだが、父アドマイヤドン、母父ダンスインザダークはそれぞれ長距離志向の強い種牡馬。距離延長がマイナスになるとは考えづらい。むしろ目下の充実ぶりを思えば、暮れのグランプリも視野に入ってくる。さらに連勝を伸ばせるか、上がり馬の末脚に注目したい。

ステイヤーズS2年連続2着。2012年以降、芝3000M超の長距離重賞で4戦3連対の実績を誇る。今年2月のダイヤモンドS(2着)では、次走天皇賞・春2着のフェイムゲーム相手に真っ向勝負の先行策で挑み、互角の戦いを演じた。休み明けでもここに向けて狙い通りの調整。これまで4角5番手以内では(2.3.3.0)と必ず馬券圏内を確保しており、積極策で持続力勝負に持ち込めば“3度目の正直 で悲願Vも。

前走・アルゼンチン共和国杯は1番人気ゴールドアクターと一騎打ちの末、2着に健闘。減っていた馬体が戻って粘り強さが増し、6歳にして重賞初連対を果たした。これまでの全5勝が逃げ切りだっただけに、2番手からの競馬で結果を残せたのは大きい。叩き3戦目、円熟味を増したベテランに警戒したい。

過去10年、連対馬は1-4、1-2、7-2、6-1、1-13、5-2、4-6、8-4、1-4、3-4番人気で決まった。上位1〜3番人気はそれぞれ5、3、1連対。6〜9番人気から4頭の伏兵馬が連に絡み、09年には13番人気が2着に食い込んでいる。

馬連配当は
3けた…………2回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…1回
万馬券…………2回

2007年と12年に1万4120円、1万1470円の万馬券が出たが、残る8回の最高配当は6730円。全体としては中波乱止まりとなっている。

連対馬の前走クラスは重賞15頭、オープン特別3頭、1600万下組2頭。非重賞からも5頭が連対している。

路線別はアルゼンチン共和国杯組が11連対、菊花賞組とアンドロメダS組が2連対で続いている。

年齢別は3〜7歳以上馬が4、5、4、4、3連対。連対率はそれぞれ31、19、13、11、8%。どの世代からでも狙えるが、連対率は若い世代ほど高くなっている。なお、昨年途切れてしまったが、7〜11歳馬が08〜13年の6年連続で馬券対象の3着以内に好走。レース経験豊富な高齢馬にも警戒したい。


トゥインクルは2走前に、次走でアルゼンチン共和国杯勝ちしたゴールドアクターの3着。前走もここで人気のアルバートの2着にしぶとく食い下がった。1600万下からの挑戦でも力量はオープン級。仕掛けどころひとつで一発が決まる。

馬単は(1)←→(8)、(1)←→(2)、(1)←→(11)、(1)←→(5)、(1)←→(14)。

3連単は(1)←→(8)から(2)(11)(5)(14)と、(1)←→(2)から(8)(11)(5)(14)への3着流し。