最大の武器はケタ違いの瞬発力。デビューから8戦すべて上がり最速を叩き出し、ついに前走・ジャパンダートダービーでG1制覇。初の2000M、砂深い大井、不良馬場など懸念材料を完璧に払しょくしての圧勝劇だった。今秋からは古馬との対戦になるが、快勝したユニコーンSを含め1、3、1、1着の東京ダート1600Mなら再び豪脚全開の公算大。まずは○モーニンら同世代の挑戦を退け、チャンピオンズC(G1)につなげたい。

デビューから破竹の4戦全勝で、一気にオープンまで駆け上がってきた。好位からの横綱相撲はクラスが上がっても余力たっぷり。特に東京ダート1600Mの前走・秋嶺Sは道中で物見しながら持ち時計を2秒2も更新する文句なしの内容だった。◎ノンコノユメとの斤量差は3キロ。上がり馬の勢いで主役交代を狙う。

東京ダートはオープンで2戦2連対。アハルテケSでアドマイヤロイヤル(武蔵野S2着)に先着し、ブラジルCでは先週のみやこS(G3)で1、2着のロワジャルダン、カゼノコを突き放している。実力は紛れもなく重賞レベルだ。ゴールデンバローズにモーニンら先行勢が競り合う展開になれば、持ち前の決め手で一発大駆けの可能性も。

過去10年、連対馬は2-1、2-6、9-1、5-4、5-11、6-4、4-1、1-4、1-3、7-1番人気の組み合わせで決まった。

1番人気は6連対とまずまずの成績だが、2、3番人気が2、1連対と絶不調。代わりに6番人気以下から5頭の伏兵馬が連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…4回
3000円台…2回
4000円台…1回
5000円台…1回
万馬券…………1回

11番人気が2着に入線した2009年に1万5370円の高配当が出たが、9回は6000円未満で決着。荒れても中波乱止まり。

クラス別は重賞組10頭、オープン特別組8頭、1600万下組2頭。18連対のオープン組が中心だが、1600万下組の2頭は前走Vの勢いでここでも勝利している。

路線別はペルセウスS(昨年はエルコンドルパサーM)組がここ5年で4連対と好相性を見せている。なお、今年はグリーンチャンネルCが該当する。ほかでは南部杯組が3連対で続いている。


モーニンは2、3番手から抜け出す安定した競馬で無傷の4連勝。東京のマイルも2度経験し、良馬場で1分35秒7の前走勝ちタイムも優秀。スピード能力の高さとレースセンスの良さで重賞の壁を一気に突破する。

馬単は(5)←→(8)、(5)←→(11)、(5)←→(10)、(5)←→(2)、(5)←→(13)。

3連単は(5)←→(8)から(11)(10)(2)(13)と、(5)←→(11)から(8)(10)(2)(13)への3着流し。