デビュー戦から勝負強さを発揮。好位のインからセンス良く馬群をさばき、メジェルダとの叩き合いに競り勝った。思えば、母ルシュクルも函館でデビュー勝ち、札幌のすずらん賞(2歳オープン)を制した仕上がり早の洋芝巧者だった。血統的には早期から積極的に狙えるタイプ。さらに鞍上は今夏の函館でリーディング首位を独走する岩田。世代最初の重賞制覇に期待が高まる。

函館芝1200MでデビューV。勝ち時計は◎より0秒9かかったが、ラスト2ハロン11秒4-11秒6の流れを好位から一気に突き抜けて4馬身差の圧勝。非凡な瞬発力を見せつけた。ダイワメジャー産駒は現世代の2歳種牡馬リーディングで先週までダントツの7勝マーク。血の勢いも十分だ。再度、決め手勝負になれば好走必至。

デビュー戦で◎とタイム差なしの接戦。走破時計1分10秒5は同日の古馬500万と0秒2差しか違わず、高評価できるクビ差2着だった。2戦目の前走は順当な勝ち上がり。後続に3馬身差をつけ、力の違いを示した。スピードの違いでハナを切ったが、初戦のように好位からの競馬もOK。ライバルより一歩先に仕掛けて勝ち負けに。

今年JRAで初めて行われる2歳重賞。過去10年の連対馬は3-5、7-5、6-11、2-1、1-2、2-1、2-5、3-5、1-9、4-11番人気で決まった(2009年は札幌)。上位1〜3番人気は4、4、2連対。6番人気以下からは5頭が連に食い込んでいる。

馬連配当は
3けた…………2回
1000円台…1回
2000円台…1回
3000円台…2回
4000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………2回

11番人気が連対した07年と昨年に、それぞれ2万5720円、1万6810円の万馬券が飛び出している。

性別は牡馬が77頭出走して8連対(連対率10%)、牝馬は64頭で12連対(同19%)。「仕上がり早」といわれる牝馬が好成績を上げている。


メジャータイフーンはデビュー戦を4馬身差で圧勝。スローの流れで時計は平凡だったが、レースぶりは大物感たっぷりの内容だった。パワー型で道悪でも心配はなく、世代初のタイトルを勝ち取る好機だ。

馬単は(11)←→(4)、(11)←→(9)、(11)←→(14)、(11)←→(7)、(11)←→(3)。

3連単は(11)←→(4)から(9)(14)(7)(3)と、(11)←→(9)から(4)(14)(7)(3)への3着流し。