昨年の当レース勝ち馬。ここまでG1レースで4勝を挙げており、今回のメンバーでは断然の実績を誇る。前走の有馬記念(G1)はオルフェーヴルが強すぎたが、キッチリと3着を確保するあたりが地力の高さ。斤量58キロでも連覇の期待は十分とみる。

前走の日経新春杯(G2)は普段とは異なる先行策。早めのスパートから後続の追撃を振り切り、重賞馬の仲間入りを果たした。菊花賞(G1)2着の実績から、距離延長は歓迎。叩き2戦目の上積みも大きく期待できるとあって、引き続き注目が必要だろう。

こちらは菊花賞(G1)でサトノノブレスからクビ差の3着。優れた先行力とスタミナがあり、すんなりハナを切った時には非凡なパフォーマンスを発揮する。ここも単騎逃げが叶うようなら、簡単に止まることはなさそうだ。

過去10年の1、2着馬は(1)(2)、(6)(1)、(1)(5)、(2)(1)、(4)(5)、(2)(6)、(5)(4)、(3)(1)、(3)(1)、(1)(3)番人気で決まった。1〜5番人気は7、3、3、2、3連対と連対馬の9割を占め、伏兵馬の食い込みは6番人気の2頭だけ。

馬連配当は
3けた…………6回
1000円台…1回
2000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回

最高配当は4、5番人気で決まった08年の4540円。出走頭数が平均11・2頭と少なめでもあり、平穏に収まる傾向を見せている。

路線別(着順)は有馬記念(2、11、2、4、1、1着)組が6連対でトップ。4連対でダイヤモンドS(3、5、1、2着)組、3連対で京都記念(4、16、1着)と日経新春杯(4、7、4着)組が続いている。

年齢別は4〜8歳以上馬が、11、4、2、1、2連対。連対率は38、16、8、5、14%。4歳馬が11連対と半数以上を占めて、1、2着独占も3回ある。特に、前年の菊花賞1〜3着馬は8頭が出走して【3311】の好成績。今年該当するサトノノブレス(2着)とバンデ(3着)には警戒が必要だ。


サトノノブレスの前走日経新春杯は、道中でほとんど息を入れられない厳しい流れ。それをラスト3ハロン34秒7でまとめて逃げ切った。昨年の菊花賞2着馬で勢い十分の4歳。3000メートルのスタミナ戦も望むところだ。