前走・りんどう賞(500万下)は、最後方から直線だけの競馬で豪快に追い上げ2着。惜しくもクビ差届かなかったが、マークした時計は翌々日の久多特別(古馬1000万下)にわずか0秒2差と優秀だった。この中間も栗東坂路で軽快に動き、デキはさらに良化。末脚が生かせる外回りに替わって重賞タイトルを狙う。

新馬、フェニックス賞(オープン)を連勝した素質馬。1番人気に推された前走・小倉2歳S(G3)はハイペースを好位から粘り2着惜敗。ゴール寸前で差されたが、負けて強しと言える内容だった。調教では抑えの利いた走りで末脚を伸ばし、距離延長にも対応できそう。引き続き有望だ。

デビュー戦を好位の外から差し切って快勝。2着に負かしたオールオブユーがのちにカンナS(オープン)で2着に入ったように、レースレベルも水準以上だった。半姉のレディルージュは早期に勝ち上がってクラシックに乗っており血統も良質。まだ気性面に課題はあるが、狙ってみる価値はありそうだ。

過去10年の連対馬は(2)(4)、(1)(4)、(3)(2)、(4)(1)、(13)(5)、(8)(5)、(4)(7)、(8)(4)、(2)(4)、(4)(7)番人気で決まった。上位1〜3番人気は計6連対と元気がなく、代わりに4番人気が3勝2着4回の活躍を見せている。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…4回
5000円台…1回
7000円台…1回
万馬券…………3回

04〜07年の4回は900〜1200円と堅く収まっていたが、その後は6回中5回で5000円以上の高配当が出る波乱。伏兵馬の台頭を警戒したい。

連対馬のクラス別は重賞組9頭、オープン特別組2頭、500万下組3頭、新馬組3頭、未勝利組3頭。オープン組11連対に対して、500万下以下組からも9頭が連対。格は気にしなくてもいい。

ステップはデイリー杯2歳S組が4連対、りんどう賞組3連対、2連対で小倉2歳S組などが続いている。


ダノングラシアスの前走りんどう賞は、内で動くに動けず4コーナー最後方。そこから直線外に出してエンジンがかかると、グイグイと伸びてクビ差の2着まで迫った。キャリア2戦で自在に立ち回れるセンスがあり、末脚も堅実。スムーズな競馬で巻き返す。