昨年のジャパンCダート(G1)覇者。復帰戦の前走・アンタレスS(G3)は惜しくも僅差の2着に敗れたが、勝ち馬は次走でかしわ記念(交流G1)を制した強豪ホッコータルマエ。4カ月半ぶりの実戦だった上、斤量差(2キロ)があったことも考慮すれば、勝ちに等しい内容と言える。久々を叩いたことで状態は型通りに良化。再度の59キロでも堂々と主役を張れる。

近3走、交流重賞で2、1、2着と堅調。以前は追い込み一手の弱みがあったが、好位からの先行策を覚えたことで成績が安定してきた。昨年はジャパンダートダービ(交流G1)を制し、世代トップに立った実績馬。斤量59キロでもマークが必要だろう。

昨春、この舞台で行われた東海S(G2)を勝利。斤量が有利だったとはいえ、ニホンピロアワーズを負かしている。当時と同様、斤量的には有利な立場。得意の京都(3勝)なら、一角崩しの可能性も。

昨年まで1月に行われていたが、今年から5月開催に変わり、距離も1800→1900メートルに延長となった。日程が4カ月繰り下がり、距離も100メートル延びているが、参考までにレース傾向を記述してみたい。

過去10年、連対馬は(6)(13)、(5)(8)、(4)(8)、(5)(2)、(9)(3)、(6)(1)、(3)(1)、(5)(1)、(2)(3)、(10)(1)番人気の組み合わせで決まった。

馬連配当は
1000円台…3回
2000円台…2回
3000円台…1回
4000円台…1回
7000円台…1回
万馬券…………2回

1〜3番人気は4、2、3連対とやや不満の残る成績で、6番人気以下から7頭が連対している。上位人気同士で決着した年もあるが、3けた配当で収まったことはなく、波乱含みの傾向を見せている。

年齢別は4〜8歳馬が5、8、3、2、2連対。パワーの必要なダート戦でも、7歳以上の高齢馬が活躍している。


ニホンピロアワーズは昨年のジャパンCダートの覇者で、今年の始動戦となった前走のアンタレスSで2着。断然の実績から人気を集めるはずだが、59キロは他馬と比較すると決して楽な斤量ではない。今回も好位追走から早めに抜け出す戦法だろうが、直線で詰めが甘くなる恐れも十分にある。

そこで、本命に56キロのナムラタイタンを抜てきする。前走のブリリアントSで4着と敗れたが、初めての2100メートル戦で、58.5キロのトップハンデを背負い、直線で2着馬に寄られる不利も響いた。京都のダートは【3121】と得意。前回より2.5キロ減の斤量なら勝ち負けに持ち込めるはずだ。

馬単は(6)←→(10)、(6)←→(1)、(6)←→(9)、(6)←→(16)、(6)←→(12)。

3連単は(6)←→(10)から(1)(9)(16)(12)と、(6)←→(1)から(10)(9)(16)(12)への3着流し。