中山5勝のコース巧者。前走・中山記念(G2)2着は惜しくもクビ差及ばなかったものの、コース適性の高さを改めてアピールした。500キロを超えるパワー型でハンデ泣きの心配は無用。昨年は5着に敗れたが、勝ち馬とはわずか0秒2差。力を付けた今なら、チャンスは大いにあるとみる。

オープン入り後、重賞戦線で2、5、2着と好調。大崩れしない堅実派で、舞台を問わずに高いパフォーマンスを発揮している。ややレース間隔は空いたが、引き続き好調をキープ。ベテランの蛯名騎手への乗り代わりによる新味を期待したい。

前走・武庫川S(準オープン)は早め先頭から抜け出して快勝。序盤から掛かり通しだったが、それでも能力の違いで強引に押し切った。もともと一昨年の朝日杯FS(G1)4着の実績馬で、重賞でも引けは取らない。ハンデ55キロは有利な立場。折り合い次第で大駆け十分。

過去10年、連対馬は(7)(10)、(7)(5)、(3)(10)、(11)(3)、(7)(9)、(4)(9)、(1)(7)、(7)(4)、(8)(2)、(3)(10)番人気の組み合わせで決まった(11年は阪神競馬)。1番人気の連対はタケミカヅチ(09年)の1回だけで、2、3番人気も1、3連対と不振。目下10年連続で7番人気以下の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
2000円台…1回
3000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…2回
7000円台…1回
8000円台…1回
万馬券…………3回

3けた配当で収まった年はなく、万馬券が3回出ている。

また、3連単配当は45万、125万、41万、100万、18万、4万、13万、16万円台で決着。こちらは8回中7回で10万超の高配当が飛び出す大荒れ。大穴を堂々と狙える重賞だ。ちなみに、3着には8、15、11、16、12、5、6、7番人気が入線している。

連対馬のクラス別(着順)は重賞組9頭(2、9、17、14、8、8、7、5、4着)、オープン特別組8頭(4、16、3、2、13、2、3、2着)、1600万下組3頭(1、1、1着)。オープン組が20頭中17頭を占めている。

年齢別は4〜8歳以上馬が、8、9、1、2、0連対。10年に6歳馬のショウワモダンが勝ち、ここ2年連続で7歳馬が2着入線しているが、残る17頭を4歳馬と5歳馬が占めている。

性別は牡馬135頭と牝馬22頭で争い、17対3。連対率はそれぞれ13、14%。牝馬は出走数が少ないが、率は牡馬とほぼ互角となっている。


ダイワマッジョーレはここまで11戦して【4313】の成績。掲示板を外したのは3歳時の重賞2回だけ。特に前走の東京新聞杯で見せた上がり32秒7の決め手は強烈。ベストは東京だろうが、前走据え置きの56キロなら中山のマイルでも末脚がさく裂してもおかしくない。

馬単は(5)←→(13)、(5)←→(7)、(5)←→(3)、(5)←→(10)、(5)←→(15)。

3連単は(5)←→(13)から(7)(3)(10)(15)と、(5)←→(7)から(13)(3)(10)(15)への3着流し。