デビュー戦では外から豪快な差し切りを披露。終いは持ったままで後続を突き放し、能力の違いを見せつけた。全姉は先週のエリザベス女王杯(G1)2着馬ラキシスで、血統背景も良質。今回は3カ月ぶりの競馬となるものの、素質の高さで通用するはず。

評判馬が揃ったデビュー戦を快勝。好位のインをセンス良く立ち回り、鮮やかに抜け出して素質の高さをアピールした。勝ち時計が平凡とはいえ、直線で見せた瞬発力は父ディープインパクト譲り。1度使って順当に良化しており、前走以上の走りが期待できる。

ハイレベルだった新潟2歳S(G3)でハープスターの2着を確保。前走のいちょうS(OP)では好位からの正攻法で2勝目を挙げ、改めて素質の高さを証明した。前走と同じ東京1800Mなら好勝負に持ち込めるはず。

過去10年、連対馬は(1)(6)、(5)(2)、(1)(5)、(1)(4)、(9)(3)、(9)(1)、(1)(3)、(1)(3)、(1)(10)、(1)(3)番人気で決まった。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…4回
2000円台…2回
3000円台…1回
5000円台…2回

1番人気が7勝2着1回と人気に応え、最高配当は10番人気が2着に食い込んだ一昨年の5970円。キャリアの浅い2歳戦でも平穏に収まっている。

ただ、3連単配当(9回)は、3万7790円、1万1340円、5410円、14万6220円、8万1640円、5万2820円、5万30円、52万5650円、6330円。4けた配当で収まった年もあるが、5万円超の高配当が5回も飛び出している。ちなみに3着には4、2、2、5、4、9、7、12、7番人気が入線した。

連対馬のクラス別は重賞組2頭、オープン特別組6頭、500万下組2頭、新馬組7頭、未勝利組3頭。ステップは3連対のいちょうS組が他路線組を一歩リードしている。


イスラボニータはいちょうSを好位から危なげなく差し切った。不安だったスタートが決まり、今回と同じ舞台でレースぶりに進境が見られたのは大きな収穫だ。東京は全2勝を挙げている得意のコース。重賞制覇でクラシック戦線へ弾みをつける。

馬単は(1)←→(6)、(1)←→(4)、(1)←→(9)、(1)←→(5)、(1)←→(8)。

3連単は(1)←→(6)から(4)(9)(5)(8)と、(1)←→(4)から(6)(9)(5)(8)への3着流し。