新馬戦を5馬身差で快勝すると、2戦目のフェアリーS(G3)でタイム差なしの4着に好走。前走のクイーンC(G3)でも0秒1差の3着に入っており、今回のメンバーでは上位評価できる一頭だろう。ここを目標にじっくりと調整されており、今週の追い切りでは軽快な動きを披露。2ハロンの距離延長を苦にしないようなら、押し切りの場面があっていい。

デビュー2戦目で勝ち上がりを決めると、前走のフラワーC(G3)ではハナ差2着に好走。大外から強烈な決め手で追い込んでおり、負けて強しの好内容だった。1ハロンの距離延長は望むところ。決め手勝負の展開となるようなら、ここでも首位争いが期待できる。

こちらはデビュー3戦目のフェアリーS(G3)で5着に入ると、前走のクイーンC(G3)では33秒0の末脚を使って2着に入り、イリュミナンスに先着した。ここまでの4戦すべてが上がり最速。初距離に開幕週の馬場と不安も残るが、まとめて差し切り可能な力は持っている。

過去10年、連対馬は14-3、5-3、2-1、10-8、1-4、1-6、2-3、1-4、9-15、1-2番人気のワンツーで決着した。5連対(4勝2着1回)の1番人気はほめられた成績とはいえないが、勝利数、連対数でトップを維持している。

馬連配当は
3 け た……3回
1000円台…2回
2000円台…2回
万 馬 券……3回

3000円未満の人気サイドの決着が7回と万馬券3回。堅いか荒れるかの両極端の結果が出ている。

クラス別は重賞組7頭、オープン特別組3頭、500万下組8頭、未勝利組2頭。連対馬の半数10頭が500万下組以下なら格を気にする必要はなさそうだ。

ステップ(成績)はフラワーC組が5連対(3、2、6、2、3着)でトップ。ミモザ賞組3連対(1、3、2着)、忘れな草賞組2連対(3、5着)と続いている。なお、上記3路線からの臨戦なら前走で掲示板を確保してることが理想となる。


◎……スイートサルサは過去4戦ですべてレース最速の上がりをマーク。ここ2戦の重賞で0秒1、クビ差と惜敗が続いたが、前走は直線で立て直すロスがなければ差し切れる脚色だった。父デュランダルから2000M歓迎の血統ではないが、このメンバーなら決め手上位は明らか。初重賞Vのチャンスだ。

○……2走前の未勝利をエバーブロッサムは2分2秒0で快勝。走破時計は同開催の京成杯よりも0秒3速かった。前走・フラワーCのハナ差2着も納得。◎を逆転できる能力を備えている。

▲……昨年夏の未勝利勝ちから2勝目が遠かったセキショウだが、前走のミモザ賞で後続を2馬身突き放す強い競馬を見せた。2歳時から意識して長めの距離を使われているようにオークスが目標。権利取りに全力投球で臨む。

△1……テンシンランマンは2走前にカミノタサハラ(皐月賞4着)と半馬身差。前走500万下勝ちは順当な結果か。昨秋のアルテミスSはゴチャついて力を出し切れなかったが、牝馬同士なら重賞をゲットしてもおかしくない器だ。

△2……デビュー戦でイリュミナンスは、2着を5馬身ちぎる圧勝。続く、重賞2戦でも同タイムの4着、0秒1差の3着と好走している。短期放牧のリフレッシュ効果が吉と出れば、上位争いに食い込める。

△3……前走のロジプリンセスはスタートが鈍く最後方。直線外から追い込んできたが、先行馬が押し切るペースで3着と敗れた。デビュー戦の勝ちっぷりから伸びシロは十分。大駆けを警戒したい。