秋春のJ・G1を制し、目下敵なしのトップジャンパー。前走・イルミネーションジャンプS(オープン)は僅差の勝利だったが、他馬より厳しい斤量を背負っていたことを考えれば上々の内容。中山では(4・1・0・0)の好成績で、大障害コースへの適性も非凡。このメンバーでは実績が抜けており、連覇の可能性十分だ。

春の中山グランドジャンプ(J・G1)ではマジェスティバイオの2着に入り、トップクラスの能力を証明。前走・京都ジャンプS(J・G3)は休み明けの身で2着と好走した。一叩きされて状態は型通りに良化。少ない障害キャリアを考えれば、まだ伸びしろもあるはず。有力視すべき1頭だ。

昨年の中山グランドジャンプ(J・G1)覇者。一昨年、昨年の当レースで3、4着の実績からもコース適性の高さがうかがえる。骨折明けの復帰戦で条件は厳しいが、追い切りでは好調な動きを見せており、仕上がりは良さそう。実績的には侮れない存在だ。

過去10年の連対馬は(1)(10)、(3)(2)、(5)(2)、(2)(10)、(2)(1)、(3)(5)、(2)(3)、(1)(2)、(10)(4)、(1)(3)番人気で決まった(03年は降雪で翌年の1月開催)。1〜5番人気が連対の85%を占めて、伏兵馬の台頭は3頭と少ない。

馬連配当は
3けた…………2回
1000円台…4回
2000円台…1回
万馬券…………3回

大半は2000円未満で決着しているが、10番人気が連に食い込んだ年に1万8300円、1万150円、1万2450円の万馬券が飛び出している。

路線別(着順)はイルミネーションジャンプS組が6連対(2、1、3、9、1、1着)。次いで秋陽ジャンプS組4連対(2、1、3、11着)の順。

また、年齢別は3〜8歳以上馬が2、25、32、32、26、19頭出走して、2、3、6、4、4、1連対。連対率は各100、12、19、13、15、5%。5歳馬が世代馬をリードしているが、平地戦とは異なり7歳以上馬の活躍も目立っている。


前走の秋陽ジャンプSでアグネスラナップは、2着以下を3馬身半ちぎる圧勝。春の中山グランドジャンプで9着に敗れたが、あれはまだ本格化する前のことで、今季の充実ぶりならここでも十分勝ち負けに持ち込める。