昨年の当レース覇者。カペラS(G3)でも2年連続2着するなど、中山での走りは重賞級だ。叩きつつ良化する大型馬だけに、今回はさらにパフォーマンスを上げてきそう。ハンデは昨年より1.5キロ増となるが、この舞台なら評価を下げる必要はない。

オープン入りを決めた10月の中山オータムプレミアム(1600万)では、今回も有力視されているクリスタルボーイを一蹴。11着に惨敗した前走・カペラS(G3)は大幅な馬体増(プラス16キロ)が敗因で参考外と見ていい。ハンデ54キロなら狙い目。

同条件で行われた過去3回は、16、14、16頭立て。1〜3着に(5)(13)(2)、(4)(9)(2)、(1)(4)(5)番人気の順でゴールした。1、2番人気のどちらかが必ず馬券対象となっているが、5番人気以下の伏兵馬も毎年入線している。

馬連配当は3万8470円、1万1090円、1360円で、3連単が56万2120円、14万8930円、2万680円。昨年は比較的平穏に収まったが、2回は大荒れ。多頭数のハンデ戦ということもあり、高配当が続出している。ちなみに上位3頭のハンデは、(55、52、54キロ)、(56、55、54キロ)、(56、55、55キロ)だった。

また、連対馬6頭はダート1200〜1400からの臨戦で、クラス(成績)は重賞組2頭(5、2着)、オープン特別組3頭(3、12、3着)、1600万下組1頭(1着)。前走で掲示板を外した馬は評価を下げたい。

関東馬は11頭出走して3連対(27%)、関西馬が35頭で3連対(9%)。連対数は互角でも、率で関東馬がリードしている。


レディルージュはオープン特別を快勝した勢いで臨んだカペラSで3馬身3/4差の4着。ティアップワイルド(2着)に1馬身1/4遅れたが、今回は斤量差が2キロから3.5キロ差に広がる。ハンデ差を生かせば逆転できる。