昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)覇者。今年の皐月賞(G1)では3着に入っており、3歳上位クラスの素質を誇る。人気に推された前走・アンドロメダS(OP)は3着に敗れたが、休み明けだった上、直線で前が壁になる不利もあり、能力を出し切っていない。この中間は一度叩かれたことで型通りに良化しており、デキは前走以上。過去5年で3歳馬が4勝(昨年は1〜3着を独占)と圧倒的に有利なデータもあり、順当に巻き返してくるはずだ。

夏場に3連勝を飾った上がり馬。それぞれ4角好位から押し切って、着差以上に強い内容だった。重賞初挑戦となるが、競馬センスは非凡。小倉4勝とコース適性も十分。休み明けの不利はあるが、まだ全く底を見せていないだけにハンデ55キロなら面白い存在。一気の重賞制覇も無理筋ではなさそうだ。

前走の福島記念(G3)はトップハンデを背負って4着。昨年5月の京都新聞杯(G2)以降勝ち鞍はないが、今秋はオールカマー(G2)でアーネストリーの2着に入るなど堅実に走っている。切れる脚がない分、さほど瞬発力を問われない小回りコースに替わるのは好材料。昨年3着の実績からも相手には押さえておきたい。

芝2000メートルで行われた過去5回、連対馬は(3)(2)、(1)(8)、(2)(10)、(1)(5)、(1)(6)番人気の組み合わせで決まった(09年までは中京競馬)。

馬連配当は
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
万馬券…………1回

上位1〜3番人気が連から外れた年はないが、2着に伏兵馬が絡んでヒモ荒れ傾向を見せている。

連対馬のクラス別(着順)は重賞組6頭(8、15、4、2、7、15着)、オープン特別組3頭(4、1、9着)、1000万下組1頭(1着)。オープンからの臨戦馬なら前走着順に関係なく巻き返しが可能だ。

年齢別は3〜7歳以上馬が20、12、21、16、10頭出走して、7、2、1、0、0連対。3歳馬が他世代を圧倒している。

関東馬は20頭が出走して2連対(10%)で、関西馬が59頭で8連対(14%)。関西馬が関東馬をリードしている。


前走のゲシュタルトは出負けしたが、直線大外から追い込んで3馬身3/4差の4着。最後内にモタれなければ2着のある脚色だった。57キロは背負い慣れた斤量で、末脚の威力は一級品。流れひとつで2個目のタイトル奪取がかなう。

馬単は(7)←→(13)、(7)←→(4)、(7)←→(3)、(7)←→(8)、(7)←→(1)。

3連単は(7)←→(13)から(4)(3)(8)(1)と、(7)←→(4)から(13)(3)(8)(1)への3着流し。