過去5年の連対馬は1-5,2-12,1-10,1-3,2-5番人気で決まった。勝ち馬は1,2番人気に限られるが,2着に2けた人気の伏兵馬も2頭絡んでいる。
馬連配当は3けた〜1000円台2回,2000〜3000円台2回,万馬券1回。
07年に1番人気が7着に敗れて1万5620円の波乱となったものの,残る4回は4000円以内。仕上げの難しい冬場でも比較的平穏に収まっている。
連対馬10頭の前走を距離別に見ると,1600M1頭,1800M9頭。このレースと同距離1800Mをステップにした馬が好走している。
クラス別(着順)はG1組1頭(6着),準オープン組3頭(5,14,2着),1000万下組6頭(1,1,1,1,1,1着)。準オープン以上は成績に関係なく巻き返しているが,1000万下組は前走1着が連対への条件となっている。
路線別はフェアウェルS組が2頭連対しているが,8頭はバラバラ。ステップを気にすることはない。
年齢別は4〜9歳以上馬が4,3,2,0,1,0連対。7歳以上の高齢馬が苦戦している。
◎……タガノジンガロは目下500万下,1000万下を連勝の上がり馬。いずれも2着を5馬身,2馬身ちぎっての圧勝だった。前走の勝ち時計も1週前の準オープンと0秒3差と優秀。昇級戦からV争いになる。
○……先行両馬で決着した前走でマエストラーレは4着。道中最後方の苦しい位置からメンバー中最速の上がりで3馬身半差まで詰めた。今回はクラス3戦目。流れひとつで差し切れる。
▲……ヒラボクワイルドは昨年春の東京準オープンで,続けて2着に好走した力量馬。1000万下快勝で準オープン入りするが,昇級戦は形ばかり。ひと息入ったが,ダートは(4・3・2・1)。連勝のチャンスも十分ある。
△1……前走のヒシパーフェクトは中団で脚をため,直線追い出すと後続を2馬身半突き放した。追い出しのタイミングもピッタリだったが,現級勝ちの底力を発揮した内容だった。この距離で3勝2着2回。昇級戦から警戒したい。
△2……サイオンは前走で1000万下を勝ったばかりだが,ダートは7戦して4勝,3着2回。ここまで掲示板を外したことはない。朝日杯FSを制したフサイチリシャールの全弟だけに,昇級戦でもノーマークにはできない。
△3……プレシャスジェムズは前走,逃げて後続の標的となりながら2着を死守した。得意でなかった中山ダートで連を確保したのは大きい。再度単騎逃げに持ち込めるようなら,怖い存在だ。