05〜07年はハンデ戦で行われ,08年からは別定戦に条件変更となった。
過去5年,連対馬は2-15,3-4,1-2,3-5,2-1番人気の組み合わせで決着した(06,07年はハンデ戦)。
馬連配当は3万8980円,2540円,930円,2180円,350円。4回は3000円以内で堅く収まっている。しかし,3連単は65万2250円,9万9680円,3万7240円,7万1780円,7190円。3着に人気薄の5,7,9,10,8番人気が食い込んで,波乱傾向を見せている。
連対馬10頭のクラス別は重賞組5頭,オープン特別組5頭。距離別は1400M1頭,1600M5頭,1800M3頭,2000M1頭。1600〜1800Mから参戦した馬が好成績を挙げている。
路線別はファイナルS組が4連対と好相性を見せて,5,13,3,1着からの臨戦。2けた着順から巻き返した例もあり,この組なら前走成績を気にする必要はなさそうだ。
年齢別は4〜8歳以上馬が2,5,1,2,0連対。8歳以上の高齢馬は連対していない。
性別は牡馬66頭と牝馬10頭で争い9対1。連対率はそれぞれ14%対10%。牝馬はわずか1連対だが,率を考慮すると軽視はできないか。
東西対決は関東馬が38頭出走して5連対(連対率13%),関西馬は38頭で5連対(連対率13%)。連対数,率ともほぼ互角となっている。
◎……暮れのファイナルSの再戦と見て本命にオーシャンエイプスを推す。前走のファイナルSは7着止まりだったが,道中いったん最後方まで下がったが,直線一瞬突き抜けると思わせる場面を見せた。もともと安田記念に駒を進めた重賞級のマイラー。2年6カ月ぶりの復帰後3戦目で,久々の勝利を挙げる。
○……相手はファイナルSで5着に健闘したムラマサノヨートー。◎と同じように直線伸びてきたが,4馬身差に迫ったところがゴールだった。別定戦に変わり前走より1キロ増となる分,2番手の評価とした。
▲……キングストリートもファイナルSで後方から追い込んで3着。馬群をさばきながらの0秒5差は,次走に期待を抱かせる鋭い伸びだった。
△1……ギンザボナンザのターコイズSは,マイル戦の外枠がこたえたか。中山のマイルではひいらぎ賞,アネモネSを快勝の実績がある。前走8着を離れて狙えるスピードを備えている。
△2……ヒットジャポットはマイル戦で1000万下,準オープンを連勝して,前走・昇級戦の1800Mで4着。先行馬のペースを早目に追い上げて,0秒2差なら上々の内容だ。クラス2戦目で警戒したい。
△3……ステラリードはファイナルSで4馬身差の6着。上位に推した3頭と差のない競馬だったが,斤量1キロ増とレース内容から連下の抑えに回した。