09年にダート1800Mのハンデ戦として創設されたが,今年は定量戦に条件が変更となった。
過去2回はフルゲートの16頭立て。1〜3着に1-15-2,9-4-13番人気の順でゴールした。馬連配当は1万9950円,9750円で,3連複が2万650円,13万1600円。また,3連単は15万2220円,78万5570円。一昨年は1番人気と2番人気の間にブービー人気が割って入り,昨年は上位3番人気がすべて着外に消える大荒れの準オープン戦となっている。
連対馬4頭はいずれも前走ダートからの出走で,クラス別は交流重賞1頭,準オープン2頭,障害未勝利1頭。ステップと前走成績は(名古屋グランプリ3着,障害未勝利11着),(北総S14着,フェアウェルS3着)。前走2けた着順から巻き返した馬が連続で連に絡んでいる。
関東馬は24頭で1連対(連対率4%),関西馬が8頭で3連対(同38%)。関西馬が関東馬をリードしている。
性別は牡馬26頭と牝馬6頭で争い,4対0。パワーを要求されるダート戦で,牝馬はここまで5着が最高成績となっている。
年齢別は4〜8歳馬が0,3,1,0,0連対。5歳馬と6歳馬から連対馬が出ている。
◎……取り消し後の一戦となるシルクイーグルだが,その前の2戦はいずれも5着。追い込んで届かずのレースだったが,スローペースに決め手を封じられたのが痛かった。展開に注文はつくが,はまれば一発が決まる。
○……マエストラーレは昇級戦の前走で6着。相手関係うんぬんよりもスローの展開に泣いた。昨秋に2連勝で準オープン入りした地力を見直したい。
▲……ロラパルーザは昨春に現級勝ち。その後の重賞では結果を出せなかったが,10月に復帰すると,このクラスで3戦連続2着を確保している。人気を集めるだけの能力を備えている。
△1……オメガファルコンは前走,逃げた勝ち馬を捕え切れなかったが,ハナ差2着まで追い詰めて,3着以下には2馬身半差をつけた。一戦ごとに上昇中で,いつ勝ち上がってもおかしくはない。
△2……プレシャスジェムズは2走前の北総Sで,シルクイーグルとマエストラーレに先着した。前走は失速したが,1000万下の駒場特別では逃げて後続を3馬身突き放す楽勝。マイペースの逃げを警戒したい。