新馬戦で2着に入ると、ダート替わりの2戦目を6馬身差で圧勝。芝に戻った前走・忘れな草賞(OP)は6着に敗れたが、これは発馬で挟まれ、直線でも前が壁になる不利があったため。今回はかなり低調なメンバー構成となっているため、勝ち負けの期待も十分とみる。

こちらは前走の忘れな草賞(OP)で3着。道中は最後方を追走していたが、直線に向くと上がり最速の末脚を使って追い込んできた。前走のレースぶりから東京へのコース替わりに不安はないため、ここも好勝負になっていいだろう。

2着までにオークスへの優先出走権が与えられるトライアル。

同条件で行われた過去5回、連対馬は(1)(6)、(6)(7)、(5)(6)、(1)(3)、(5)(4)番人気の組み合わせで決着した。馬連配当は2270円、9570円、7760円、690円、3530円。1〜3番人気は2、0、1連対と不振だが、極端な人気薄の台頭はなく、万馬券が飛び出すような波乱は起こっていない。

しかし、3連単配当は1万6810円、11万8720円、12万9540円、5060円、3万5890円。5回中で4回が万馬券決着となっている。

連対馬10頭の前走は重賞組3頭、オープン特別組4頭、500万下組2頭、未勝利1頭。オープンから臨戦した馬が好走している。また、ステップは4連対の忘れな草賞組がトップで、2連対でフラワーC組が続いている。

関東馬VS関西馬は3対7。関西馬は長距離輸送で東上してきたにもかかわらず、関東馬を圧倒している。


シシリアンブリーズは忘れな草賞で後手に回り、直線でも前が壁になる不利で力を出し切れなかった。2走前のダート1800メートル未勝利戦では2着馬を6馬身ちぎって逃げ切り勝ち。前走のオープンでもまれた経験を生かし切れば差し切りも十分ある。