過去10年,連対馬は1-6,7-9,1-11,6-10,8-3,8-9,4-1,3-8,1-3,2-5番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は4,1,3連対と不振で,人気薄の6〜11番人気から10頭が連対している。
馬連配当は3けた〜2000円台3回,3000〜5000円台3回,8000円台1回,万馬券3回。10回中4回で8000円以上の高配当が出る難解なレースとなっている。
連対馬のクラス別は重賞組9頭,オープン特別組1頭,500万下組6頭,新馬・未勝利組4頭。オープン組が10連対と貫禄を見せる一方で,500万下以下からも同数の10頭が連対。「格」を気にする必要はなさそうだ。
前走着順は1着11頭,2着3頭,3着4頭と5,10着各1頭。馬券対象の3着以内に好走していることが,連対への条件となっている。
ステップは3連対のファンタジーS組がトップで,2連対で札幌2歳S,赤松賞,黄菊賞組が続いている。しかし,最多連対のファンタジーS組はここ3年連対がなく,格下でも2年連続連対中の赤松賞組に勢いを感じる。
キャリアは1〜6戦以上馬が3,5,7,2,2,1連対。中心にはキャリア3戦以内馬を据えたい。
◎…2強対決に割って入ればマイネイサベルだ。前走のファンタジーSは4コーナーで外を回る大きなロス。それでも直線2馬身差まで追い上げた。前走の9着で人気を落としているが,新馬,重賞を連勝した実力馬。このメンバーでも能力は互角だ。
○…前走のダンスファンタジアはスタートを決めてすっと3番手へ。道中楽な手応えで,直線を向いてもほぼ馬なり,ラスト200Mで気合を入れるだけで2着を2馬身半ちぎった。好位で流れに乗れば,無傷のG1制覇も十分ある。
▲…前走のデイリー杯2歳Sをレーヴディソールは完勝。発馬でもたつき,後方からの競馬となったが,勝負どころから長くいい脚を使って差し切った。ひと息入っての出走となるが,直線の長い阪神外回りコースは望むところ。こちらも3連勝でG1奪取できる地力を備えている。
△1…アヴェンチュラは休養明けの前走・札幌2歳Sで2着。テンションが高く,道中でも若さを出していた。今回2カ月半ぶりの実戦となるが,力を出し切れば上位勢との差はない。
△2…ホエールキャプチャは好位から差し切って初勝利。続く芙蓉Sでは逃げ切った。さらに前走のファンタジーSは,道中最後方の17番手から直線だけで,ハナ,ハナ差の3着まで追い上げた。キャリアの浅い2歳馬が,自在に立ち回れるのは大きな魅力だ。
△3…デビュー戦を飾れなかったマルモセーラだが,未勝利,ファンタジーSと積極策で連勝した。初のマイル戦で坂のある阪神コースに戻るのは気になるが,好位で自分の競馬ができれば,なだれ込みも期待できる。