上位3頭に菊花賞への優先出走権が与えられる。06年は中京競馬場で,07年からは距離が2000メートルから2400メートルに変更して行われているが,ここでは過去10回のレースで傾向を見てみたい。
連対馬は1〜3番人気の7,2,7連対と,5番人気と7番人気の各2連対。上位3番人気は連対馬の8割を占める活躍で,しかも連からそろって消えたことはない。
馬連配当は
3けた…………6回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
3けた配当が6回もあり,最高配当は昨年7,3番人気で決まった3790円。ここまでは堅く収まっている。
連対馬のクラス別は重賞組18頭と1000万下組2頭。条件組の連対は00年と01年にさかのぼるものだが,一昨年に3着を確保。巻き返す兆しを見せている。
ステップは13連対のダービー組がトップで,1,2,8,2,1,1,3,3,1,5,1,3,2着からの臨戦。13頭中11頭は前走でも馬券対象の3着以内に好走していた。
ビッグウィークは前走で玄海特別を快勝。勝ち時計1分58秒3は,高速決着の続いた前開催の小倉記念とわずか0秒4差。スピードは間違いなく重賞級で,目下3連勝と勢いは一番。夏の上がり馬が春の既成勢力を破って,菊花賞へ名乗りをあげる。