過去10年,連対馬は1-4,1-3,5-2,2-10,1-5,1-6,7-1,1-3,1-4,1-4番人気の組み合わせで決まった(06年は中京競馬)。1番人気は8連対と堂々の成績で,連を外した年は2番人気がカバーしている。
馬連配当は3けた3回,1000円台5回,2000円台1回,万馬券1回。10番人気が2着に食い込んだ03年に1万6790円と荒れたが,9回は3000円以下。無理な穴狙いは避けたい。
連対馬のクラス別は重賞組19頭と1600万下組1頭。重賞をステップにした馬が好走している。路線別は6連対の小倉記念組がトップ。3連対のエプソムC組,2連対で新潟記念組とダービー組が続いている。しかし,今年はこれらの組から参戦する馬はおらず,ステップにこだわることはなさそうだ。
年齢別は3〜7歳以上馬が2,6,9,3,0連対。4,5歳馬で連対の75%を占めている。
性別は牡馬106頭と牝馬15頭で争い,20対0。ここまで牝馬は連対していない。
また,東西対決は関東馬が10頭出走して2連対,関西馬が111頭で18連対。連対率はそれぞれ20%と16%。関東馬の参戦は少ないが,2頭の連対馬を出して,率でも関西馬を上回っている。
◎…キャプテントゥーレは08年の皐月賞馬で,昨年の覇者。前走の安田記念でもショウワモダンとはわずか1馬身半差だった。G3戦なら能力は抜けており,2000M戦でも2勝の実績。勝って秋のG1戦線へ弾みをつける。
○…ベストメンバーは昨年の皐月賞5着で,京都新聞杯勝ちの実力馬。前走は骨折明けで折り合いを欠いてた。今回もここは8カ月ぶりとなるが,能力だけ走れば勝ち負けに持ち込める。
▲…アドマイヤメジャーは1600万下を連勝。2走前の下鴨Sの勝ちタイムは,1週前に同舞台で行われた金鯱賞(G2)を上回っている。重賞でも通用する。
△1…関東からの刺客・プロヴィナージュ。前走のクイーンSは2着に敗れたが,休養明けで勝ち馬との3キロ差の斤量が応えた。2000Mは秋華賞3着の実績。牡馬相手でも差はない。
△2…ニルヴァーナは前走,馬群に包まれて持ち味を生かせずに終わった。もともとは先行して押し切る競馬がベスト。有力馬が後方でけん制し合うような流れになればチャンスがある。