2010年4月11日(日)

10R
2010年4月11日(日)
2回阪神6日
15:40発走

桜花賞 GI

芝・右・外 1600m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン (国際) 牝 (指定) 定量 本賞金:8900、3600、2200、1300、890万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ショウリュウムーン
1 2 ギンザボナンザ
2 3 アプリコットフィズ
2 4 コスモネモシン
3 5 モトヒメ
3 6 ワイルドラズベリー
4 7 タガノエリザベート
4 8 オウケンサクラ
5 9 アパパネ
5 10 レディアルバローザ
6 11 エーシンリターンズ
6 12 ステラリード
7 13 アニメイトバイオ
7 14 ジュエルオブナイル
7 15 サウンドバリアー
8 16 ラナンキュラス
8 17 シンメイフジ
8 18 プリンセスメモリー

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 9=3 9=7 9-1 9-10 3=7
綾恵 1=9 1=3 1-11 1-13 9=3
山田 7=17 7=9 7=3 17=9 17=3 9=3
たま 9=11 9=3 9=8 9=13 9=17

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はアパパネ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.34.5
阪神ジュベナイルF(G1)を制した昨年の2歳女王。復帰戦のチューリップ賞(G3)では,惜しくもショウリュウムーンの2着に敗れたが,本番を見据えた滑り出しとしては上々の結果だった。マイルでは(3・1・0・0)のパーフェクト連対,渋って時計のかかる馬場にも対応できるのだから,同世代では完成度が一枚抜けている。過去10年の当レースで2勝8敗と分の悪い関東馬だが,当馬は国枝厩舎のお家芸「栗東留学」で,関西馬と同じ土俵で調整されている。関西への輸送によるハンデもないだけに,これまでのデータはあまり参考にならない。叩き2戦目で,定石通りの良化も見込める今回は,女王の座を防衛できると判断する。

対抗はアプリコットフィズ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.34.4
クイーンC(G3)を好時計で制し,重賞制覇。道中2番手から堂々と突き抜けて,テイラーバートンなどの素質馬を一蹴した。430キロそこそこの牝馬だが,フェアリーS(G3)では,急坂にも対応しており(クビ差2着),パワーで劣ることはない。血統面を見ても,昨年の二冠牝馬・ブエナビスタや,01年の菊花賞馬・マンハッタンカフェというクラシックホースを出した良質なドイツ牝系の出身で,大舞台で活躍できる下地はある。馬体が小柄なので,輸送は懸念材料だが,どの程度の状態で出走できるかは,経験がないだけに未知数。資質の高さに疑いはないことから,当日の馬体重が大きなカギだろう。

単穴はタガノエリザベート。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.34.3
昨年のファンタジーS(G3)で直線一気を決めた末脚が強烈。ラナンキュラスなどの人気どころを圧倒した瞬発力は世代屈指だ。適距離とは思えない前走・すみれS(OP)で,牡馬相手に0秒4差の5着は善戦といえる結果。2200Mへの一気の距離延長でも,課題の気性が破綻しなかったことは評価できる。展開に注文は付くものの,マイルへの短縮により非凡な切れ味を最大限に発揮できれば,直線で面白いシーンが見られそうだ。

抑えはレディアルバローザ。穴はショウリュウムーン。

今週のワンポイントアドバイス

桜の女王に王手,アパパネ


春のクラシックシリーズが開幕。第1弾は3歳牝馬による「桜の女王」決定戦。今年は重賞ウイナーが10頭顔をそろえたが,2勝馬は不在。どの馬にもチャンスのある混戦模様となった。

過去10年,1〜3番人気は6,3,1連対。1番人気はそこそこの成績だが,2,3番人気が不振で,6番人気以下から2けた人気4頭を含む9頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は3けた〜1000円台5回,3000円台1回,8000〜9000円台2回,万馬券2回。8000円以上の高配当が4回出ているが,中でも一昨年は,馬連19万6630円,馬単33万4440円,3連複77万8350円,3連単700万2920円の大荒れ。3連単配当は「5大クラシック」史上最高配当記録となっている。

連対馬20頭はすべて芝からの出走で,距離は1400〜1800M。前走1200M戦のジュエルオブナイルや2200M戦のタガノエリザベートは減点対象になる。

ステップは9連対のチューリップ賞組が断然。これをフラワーC組が3連対で追っている。

前走成績は1〜4着の10,3,2,2頭と,6,8,10着のそれぞれ1頭。掲示板を外して巻き返した馬は,わずか3頭だけ。後世に名を残す大一番を前に大敗しているようでは,狙いが立たない。

東西対決は関東馬60頭と関西馬117頭,地方馬1頭で争い,4対16対0。例年,関西馬が強く,「西高東低」といわれている。しかし,今年は関東馬も多士済々。2歳女王アパパネを筆頭に,フェアリーSを制したコスモネモシン,クイーンCを勝ったアプリコットフィズ。さらにアネモネS1着のギンザボナンザ,阪神ジュベナイルF2着のアニメイトバイオもいる。打倒関西馬を目指す関東馬にも注目したい。


◎…今年始動のチューリップ賞でアパパネは0秒1差の2着。休養明け,大外16番枠,道悪と厳しい条件の中で連を死守した。昨年暮れの阪神ジュベナイルF勝ちの時と同じように前走後は栗東に滞在。長距離輸送による消耗を避けて,万全の態勢で「桜の女王」奪取に臨む。

○…エーシンリターンズはチューリップ賞で3着に敗れたとはいえ,0秒1差。2着のアパパネとは僅差だった。3走前の未勝利を中団から差し切り,2走前のエルフィンSでは好位から鮮やかに抜け出した。人気薄だが,自在の脚質は魅力だ。

▲…マイルでアプリコットフィズは3戦して,2勝,2着1回。中でも前走クイーンCは直線半ばまで持ったままで,ゴール前で流す余裕で2着を2馬身ちぎった。唯一の敗戦もG3でクビ差。上位2頭をまとめて破れる底力を秘めている。

△1…オウケンサクラは2走前の道悪チューリップ賞を除くと,良馬場の1600〜1800Mで3連勝。前々で競馬ができることがセールスポイントで,3番手から楽々と抜け出した前走フラワーCは強かった。使い詰めの反動が出なければ差はない。

△2…シンメイフジは前走のフラワーCで5着。久々でテンションが高め,初ブリンカーも利いてかかり気味にハナに立った分,最後踏ん張り切れなかった。新潟2歳Sの勝ち馬だが,血統からは決して早熟ではない。

△3…阪神ジュベナイルFでアニメイトバイオはアパパネの半馬身差2着。勝負どころでをいったん後退しながら直線盛り返した。前走は3カ月ぶりで14キロ増。たたき2戦目のここはノーマークにできない。

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