過去10年の連対馬は1-8,1-9,1-5,7-4,1-3,1-6,3-5,2-1,5-9,6-12番人気で決着。1番人気は5勝2着1回とあまりほめられた成績とはいえず,2,3番人気も1,2連対と元気がない。代わりに6番人気以下から7頭が連に絡んでいる。
馬連配当は3けた〜1000円台6回,2000〜3000円台2回,万馬券2回。07年までは4000円以内で収まっていたが,ここ2年は2万1660円,1万7660円の波乱となった。また,3連単配当も89万6050円,25万1690円と,こちらも大荒れだった。
連対馬のクラス別は重賞組9頭,オープン特別組6頭,500万下組4頭,新馬組1頭。重賞組が格上の貫禄を見せているが,500万下以下組からでも上位争いに食い込める。
ステップは朝日杯フューチュリティS,きさらぎ賞,シンザン記念,クロッカスS組が3連対で並んでいる。
また,キャリア別では,05年にビッグプラネットが1戦で,07年に2戦のトーセンキャプテンがともに優勝しているが,残る18頭はすべて3戦以上。キャリアの浅い馬は苦戦する傾向にある。
所属別は関東馬,関西馬,地方馬が20,114,3頭で争い,2,18,0連対。関西馬が連対の9割を占めている。
◎…重賞初挑戦の前走京成杯でフラガラッハは4着。前半でかかった分,最後の直線の伸びを欠いた。マイルへの距離短縮は好材料で,折り合って脚をためれば差し切り濃厚だ。
○…ニシノメイゲツは1600M戦のデビュー戦を5馬身差で圧勝し,続くオープン特別と連勝した。前走朝日杯FSは5着と敗れたが,マイルがベスト。血統から道悪も苦にしない。
▲…キョウエイアシュラは朝日杯FSで勝ち馬には離されたものの,ニシノメイゲツとはわずか0秒1差。2勝はともに芝1200Mだが,G1で善戦したレース内容からマイル戦でも十分上位争いになる。
△1…ザタイキは2戦2勝。いずれもマイル戦で,好位で脚をためて直線鮮やかに差し切った。レースセンスは抜群で,前で立ち回れる脚質も開幕週向き。キャリア2戦の浅さが出なければ大勢逆転も。
△2…コスモセンサーは昨秋,京都のかえで賞(500万下)をレコード勝ち。続く京王杯2歳Sで0秒3差の5着と健闘した。3カ月半ぶりで狙いを下げたが,ここでも通用する能力を秘めている。
△3…ペガサスヒルズの2勝はいずれもダート戦。芝に勝ち星はないが,昨年11月に不良馬場の芝1200Mでハナ差2着の実績がある。雨予報で時計がかかるようだと上位争いに一気に浮上する。