過去10年,連対馬は3-1,4-2,1-2,2-1,2-5,2-5,7-2,1-3,4-1,11-12番人気で決まった。
馬連配当は3けた〜2000円台7回,3000〜4000円台2回,万馬券1回。
昨年2けた人気同士の決着で10万2030円の大荒れとなったが,9回は5000円以内で収まっている。
連対馬のステップは秋華賞組7連対,府中牝馬S組5連対,天皇賞(秋)組3連対,京都大賞典組2連対の順。
重賞実績(外国馬を除く)は桜花賞,オークス,秋華賞に注目。連対馬20頭中19頭が3冠レースに出走した経験があり,内14頭は連対馬だった。3歳クラシックを経験することは大きなアドバンテージで,これを3着馬に当てはめても8頭が該当する。ちなみに,今年3歳クラシックに出走していないアースシンボル,コロンバスサークル,サンレイジャスパー,シングライクバード,セラフィックロンプ,ヒカルアマランサスの6頭は減点対象となる。
年齢別は3〜7歳上馬が7,6,6,1,0連対。連対率はそれそれぞれ13,12,15,10,0%。昨年,6歳馬・テイエムプリキュアが連対を果たしたが,19頭は3〜5歳馬から出ている。
なお,外国馬は7頭が出走して【0016】の成績。日本馬とは初対戦で能力比較が難しいところだが,ここまでは苦戦している。
◎…リトルアマポーラは前走の府中牝馬Sで7着。道中で後方2番手まで後退するロスをレース最速の33秒0の末脚で2馬身半まで盛り返した。距離延長は望むところで,休養明け2戦目。相性のいい京都の舞台で一昨年の女王が復権を果たす。
○…2走前のローズSでアニメイトバイオはアパパネを破ったが,前走の秋華賞で0秒1届かず2着。相手が強く差し切れなかったが,上がり34秒0はメンバー中最速だった。距離延長,外回りコースで初のタイトル奪取を狙う。
▲…G1レース5勝目を目指すアパパネ。秋始動のローズS4着で不覚を取ったが,狙った前走でキッチリと牝馬3冠を達成した。古馬との初対戦となるが,その勝負強さは誰もが認めるところ。目に見えない激戦の疲労が出なければG1レース5勝達成も十分ある。
△1…メイショウベルーガは前走,京都大賞典で菊花賞馬オウケンブルースリを退けた。京都は過去5勝している得意の舞台で,今年のG2レース2勝もこのコース。10キロ増をたたいた上積みも見込める。
△2…スノーフェアリーは英,愛オークスを連勝した。日本馬との比較はしづらいが,過去のこのレース出走馬の中では一番の強豪といえる。JRA指定のオークス勝ちの特典で,ここで優勝すれば1着賞金とは別に9000万円の褒賞金が出る。本気度を警戒したい。
△3…復帰戦に選んだ秋華賞でサンテミリオンはしんがり18着。予想外の大敗となったが,アパパネと勝利を分け合ったもう1頭のオークス馬だ。前走だけで切り捨てるのは早計か。