過去10年の連対馬は1〜5番人気の4,4,2,5,3連対と8,13番人気の各1頭。07年まではすべて5番人気以内の組み合わせで,馬連配当は900〜2470円と堅かった。しかし,ここ2年は13,8番人気馬の優勝で,2万880円,1万2740円と荒れている。
クラス別は重賞組5頭,オープン特別組5頭,500万下組6頭,新馬・未勝利組4頭。連対馬の半数をオープン組が占めているが,新馬・未勝利組から4頭が連対しているようには格を気にする必要はなさそうだ。
ステップは5連対のりんどう賞組がトップ。次いで3連対ですずらん賞組,2連対でデイリー杯2歳S組が続いている。
前走着順は1〜3着の11,3,4頭と6着2頭。連対馬の9割が前走馬券対象の3着以内に好走していた。
◎…マルモセーラは好メンバーのそろった新馬戦でクビ差2着。その後ねんざで休養したが,復帰した前走で2着を4馬身ちぎった。芝1400M(やや重)でマークした1分21秒9は,翌日の古馬1000万下に匹敵する好タイム。重賞制覇できるスピードを秘めている。
○…デビュー戦でホエールキャプチャは2着に敗れたが,未勝利戦を好位追走から楽々と差し切り。続く前走の芙蓉Sでは逃げて2勝目を挙げた。スタートに一抹の不安を残すが,たたいた上積みは大きく,3連勝で重賞制覇のチャンスはある。
▲…マイネイザベルはスローペースの前走・新潟2歳Sで,たたき合いを制して重賞初制覇。直線で他馬に寄られるシーンもあったが,最後までしっかり脚を伸ばしたように勝負根性も非凡。無傷の3連勝で重賞連覇を狙う。
△1…ツルマルワンピースは3戦目の未勝利を逃げ切り,続くりんどう賞を2番手から抜け出して快勝した。2勝はいずれも芝1400M戦。距離面のアドバンテージを生かし切れば重賞でも好勝負になる。
△2…2番手追走から直線抜け出してケイティーズジェムはデビュー勝ち。勝ちタイムは目立たないが,2歳馬離れした好センスの競馬を見せた。相手は強化するが,互角の能力を備えている。
△3…トーホウペッグは前走のりんどう賞で出遅れて最後方に置かれたが,直線外から4着まで追い上げた。勝ち馬には位置取りの差で離されたが,時計のかかる馬場でいい伸びを見せた。一雨降るようなら上位争いに加わる。