過去10年,1番人気は7連対と上々の成績で,2番人気も5連対と人気に応えている。馬連配当は3けた配当4回,1000〜5000円台計5回,万馬券1回。上位3番人気が連からそろって消えた06年に1万8410円と荒れたが,9回は6000円以下で収まっている。
しかし,過去6回の3連単を見ると,3着に9,6,7,14,5,7番人気が入線。51万馬券や12万馬券が飛び出す大荒れ。穴を狙うなら3連単をお勧めしたい。
連対馬20頭のクラス別(成績)は,重賞組12頭(1〜12着),1600万下組1頭(2着),1000万下組5頭(1,3,1,3,1着),500万下組2頭(2,2着)。重賞組は前走着順に関係なく巻き返しが可能だが,条件組は3着以内が理想といえる。また,路線別は6連対のダービー組がトップ。次いでラジオNIKKEI賞組の2連対となっている。
◎…クォークスターはプリンシパルS,ラジオNIKKEI賞と,いずれもレース最速の上がりで2着。中でも前走は先行有利な流れの後方15番手からクビ差まで追い上げた。7戦してきさらぎ賞の7着を除けばパーフェクト連対。末脚勝負になれば重賞制覇のチャンスだ。
○…フェイルノートは休養をはさんで2連勝。前走は久々に加えて,初の古馬相手という厳しい条件の中で,終始余裕を持って2馬身ちぎった。まだよくなる余地を残しており,重賞初挑戦でもヒケは取らない。
▲…今年4月と遅いデビューのダークシャドウだが,未勝利,500万下を快勝。前走4着で連勝は止まったが,初距離,出遅れと敗因ははっきりしている。まだキャリア3戦で,伸びしろは十分。
△1…ゲシュタルトは京都新聞杯を制して,ダービー4着。このメンバーで唯一春のクラシックG1に出走経験がある。目標が先で狙いを下げたが,突き抜けてもいい地力を秘めている。
△2…アロマカフェは前走のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇。1800Mから距離が延びるが,青葉賞4着の成績から対応は可能で,鞍上が武豊騎手にスイッチするのは好材料だ。
△3…ヤマニンエルブは現在3連勝中の上がり馬。3戦すべて逃げ切りだが,今回も同型馬は不在。スタートを決めてマイペースに持ち込めるようだと,大駆けが期待できる。