過去10年,1〜3番人気は7,2,3連対。1番人気は期待に応えて好走し,現在6年連続で連対している。連を外した3回は3,8,3着。道中不利を受けて8着に敗れたブリガドーン(02年)以外はすべて馬券対象となっている。
馬連配当は3けた〜2000円台8回,7000円台1回,万馬券1回。00年に9,6番人気のワンツーで1万9700円の波乱となったが,全体としては平穏に収まっている。
連対馬の前走は重賞組3頭,オープン特別組3頭,500万下組11頭,未勝利組3頭。500万下以下からでも連対可能だが,14頭中10頭は1着。前哨戦で勝っていることが理想といえる。ちなみに残る4頭は4,4,4,13着だった。
路線別はきんせんか賞(500万下)組が3連対で,クイーンC(G3),黄梅賞(500万下)組などが2連対で続いている。
◎…ベストクルーズは3戦目で初勝利を挙げ,続くファンタジーS2着,阪神ジュベナイルFで3着。世代トップ級を相手に互角に渡り合ってきた。チューリップ賞は休養明けと道悪で9着に敗れたが,前走の成績を離れて狙ってみたい。
○…サンテミリオンはデビューから2連勝中。前走は牡馬相手に2番手で折り合い,メンバー最速の34秒6の上がりで2着を2馬身半突き放した。キャリア2戦は気になるところだが,牝馬同士なら無傷で桜花賞へ駒を進めることも可能だ。
▲…新潟2歳Sでシンメイフジは4コーナー18番手から17頭をごぼう抜き。上がり32秒9の究極の瞬発力を見せつけた。前走・阪神ジュベナイルFは致命的な出遅れで5着に敗れたが,スムーズな競馬なら差はないはずだ。
△1…オウケンサクラは2走前のこぶし賞(500万下)で牡馬相手に快勝。クビ差勝ちだったが,スローペースの中で折り合い,着差以上に強い競馬を見せた。前走・チューリップ賞は重馬場で切れを欠いて4着だったが,一線級とのメドは立った。中1週の疲れが出なければ,好勝負になる。
△2…コスモネモシンはデビュー4戦目で未勝利(芝不良)を勝ち上がると,続くフェアリーSで重賞初制覇を飾った。2カ月半ぶりとなるが,時計のかかる今の中山は格好の舞台。流れに乗れば上位争いに加われる。
△3…重馬場の芝1800Mのデビュー戦でジュヴェビアンは2着を2馬身突き放した。勝ち時計は参考にならないが,好位から楽々と抜け出す好センスの競馬を見せた。キャリア1戦の身では勝ち負けは厳しいが,2,3着争いなら出番はありそうだ。