過去10年,1番人気は7連対で,2番人気が5連対。上位2番人気は好調で,この2頭が連からそろって消えたことはない。しかも残る8頭も3〜6番人気の2,3,1,2頭。伏兵馬の出番は少ない。
馬連配当(01年は枠連)は3けた〜2000円台8回と3000円台2回。06年の3620円が高配当で,本命党向きのレースといえる。しかし,3連単配当は810円,6万6970円,6650円,2万3340円,2万6930円。5回中で3回万馬券が出ている。ちなみに,3着には2,5,2,7,7番人気が入線した。
連対馬クラスは重賞組14頭,オープン特別組2頭,500万下組2頭,新馬・未勝利組2頭。500万下以下組でも通用しているが,1着1頭,2着3頭。軸には連対の8割を占めるオープン組を指名する方が無難だ。
路線別は京成杯組が4連対でトップ。3連対で朝日杯フューチュリティS,ラジオNIKKEI杯2歳S組が並び,きさらぎ賞組が2連対で追っている。
キャリアは1〜7戦以上馬が3,11,26,21,18,9,28頭出走して,1,2,9,1,4,2,1連対。3戦馬が好成績を上げている。
◎…アドマイヤテンクウは2走前にヴィクトワールピサと0秒2差の5着。スタートで後手を踏んだロスを考慮すれば,甲乙つけがたい内容だった。前走は逃げてハナ差差されたが,今回と同じ舞台を経験しているのは大きな強み。逆転Vで皐月賞へ堂々と名乗りを上げる。
○…ヴィクトワールピサは目下3連勝と絶好調。前走は後方待機から直線で鋭く伸びて前を捕らえた。着差はクビだったが,着差以上の強さだった。皐月賞が目標とはいえ,ぶざまなレースはできない。
▲…ダイワバーバリアンは前走のきさらぎ賞で0秒4差の5着。直線で窮屈なところに入ったのが痛かった。中山は朝日杯フューチュリティS3着の舞台。経験した強みを生かせれば上位争いになる。
△1…前走の朝日杯フューチュリティSでエイシンアポロンはローズキングダムに差し切られたが,勝ち時計がレコードと0秒6差なら堂々のG1レース2着と威張れる。初勝利が1800Mなら距離もOKか。
△2…ダイワファルコンは3戦すべてマイル戦とはいえ,3,1,2着の成績で馬券対象外になったことはない。中でも前走の走破タイム1分34秒7(稍重馬場)は前日古馬1000万下勝ちを0秒5も上回った。2000Mを克服できればおもしろい存在だ。
△3…アースステップは着差以上に強い競馬でデビュー戦を快勝した。その後の京成杯と共同通信杯で5着と敗れたが,キャリアを思えば,掲示板を確保したのは立派。時計のかかる馬場も歓迎だ。