過去10年,1〜3番人気は3,6,5連対とまずまずの成績で,伏兵馬の連対は8,9番人気の各1頭と少ない。
馬連配当は3けた〜1000円台8回,3000円台1回,7000円台1回。一昨年,9番人気が2着に健闘して7040円と荒れたが,全体としては平穏に収まっている。しかし,過去5回の3連単配当は4100円,2万8100円,2万8670円,14万2190円,2万7530円。3着に5,4,6,6,7番人気が入線し,波乱傾向を示している。
連対馬のクラス別は重賞組15頭,準オープン組4頭,1000万下組1頭。そこでの成績は重賞組が1〜11着,条件組は全馬1着。重賞からの臨戦馬なら前走の着順に関係なく巻き返しが可能となっている。
路線別は中山金杯組が6連対,次いで3連対の有馬記念,2連対で菊花賞組,冬至S組などが続いている。
年齢別は4〜8歳上馬が6,6,3,4,1連対で,連対率はそれぞれ27,26,9,14,6%。4歳馬と5歳馬がトップ争いを繰り広げている。
◎…キャプテントゥーレは前走のマイルCSで0秒2差の4着。前半から余裕なく追走した割に大きく崩れなかった。もともと中山の2000MはG1皐月賞を制した舞台。先行力を生かせる得意のコースで巻き返す。
○…7カ月ぶりの前走・中山金杯でデルフォイはクビ+ハナ+ハナ差の4着。初の古馬との対戦で持ち味を十分に発揮した。今回はたたき2戦目で,距離延長もプラス。初重賞Vも視野に入る。
▲…マイネルキッツは昨年このレース4着から春の天皇賞を制覇した。その後,勝ち星はないが,G1ロードを進み,4コーナーで手応えが怪しくなった有馬記念でも5着と健闘した。59キロ克服がカギとなる。
△1…トウショウシロッコは前走の中山金杯で後方から追い込んで2着。7歳馬でも全く衰えは見られない。2000〜2200Mがベストの印象で,仕掛けひとつで勝てる決め手を秘めている。
△2…ダイワワイルドボアは2走前のステイヤーズSで0秒4差で,前走の中山金杯が0秒5差。6,10着と掲示板を外しているが,中山はセントライト記念勝ちの舞台。流れに乗れば差はわずか。
△3…前走の中山金杯でゴールデンダリアは0秒8差の11着。中団から直線勝負にかけたが,思うほどに伸びなかった。芝2200MはG2レース2着の実績。混戦になれば一気に浮上する。