09年に創設された準オープンのダート1800M戦。その昨年は16頭立てで,1〜3着に1番人気のボランタス,15番人気のマルブツクロス,2番人気のパピヨンシチーが入線した。馬連配当は1万9950円で,3連複2万650円,3連単が15万2220円。2着にブービー人気が食い込んで,ハンデ戦らしい大荒れとなった。
上位3頭は交流G2・名古屋グランプリ3着(ダート2500M),障害未勝利11着(ダート2880M),フェアウェルS1600万下2着(ダート1800M)をステップに参戦した。
牡馬13頭と牝馬3頭で争ったが,パワー優先のダート中距離戦で牡馬が1〜3着を独占した。
年齢は5,6,6歳の順でゴールし,ハンデは56,54,57キロ。57キロを背負ったトップハンデ馬2頭は3,4着に健闘したものの,51キロの最軽量馬は9着に敗れた。
◎…ラッシュストリートはコーナーを4度回るコースで,逃げ・先行策で3勝。逃げ馬のゴービハインドの出方は気になるが,鞍上にスタートの名人・中舘騎手を迎えれば一気の逃げ切りが期待できる。
○…昨春の総武Sでエアマックールは現級勝ち。走破時計も同開催のG3マーチSと同じだった。ここ2走前は太め残りで敗れているが,馬体がしぼれれば勝ち負けになる。
▲…デンコウヤマトは前走,1000万下のダート1600Mを快勝。中団よりやや前に付け,直線楽々と抜け出した。距離延長に問題はなく,昇級戦から勝ち負けになる。
△1…コロナグラフは中山コースで(1・2・1・1)の好成績。前走も4コーナーで先頭に立つ強気のレースだったが,3着とくずれなかった。前走から1キロ減で粘りが増しそうだ。
△2…ノワールシチーは夏に500万下,1000万下を連勝した。ここ2戦は凡走しているが,得意の右回りに変わり,57→54キロの減量となれば大駆けも十分にある。
△3…前走のラストアローは後続を5馬身ちぎって圧勝。勝ち時計も翌日の1600万下と0秒6差。53キロの軽量を生かし切れば上位争いに浮上する。