オープンで行なわれた過去2回はいずれもフルゲートの16頭立て。1〜3着に9-6-4,1-7-2番人気の順で入線した。馬連配当は1万4670円,3850円と荒れ,3連単も23万330円,3万9780円の高配当。伏兵馬の台頭でハンデ戦らしい波乱傾向を見せている。
連対馬4頭のステップは08年は京都金杯(G3・6着)・初富士S(1600万下・1着),09年が香港スプリント(G1・9着)・淀短距離S(オープン・9着)。クラス別や着順はあまり気にしなくてもよさそうだ。
年齢別は4〜9歳以上馬が0,0,0,2,0,2連対。優勝馬は7歳に限られ,2着馬を9歳で占めている。7〜9歳以上馬の出走が17頭と多いこともあるが,高齢馬が大活躍している。
牡馬は27頭出走して4連対で,牝馬が5頭で連対なし。牝馬は苦戦中。東西対決は関東馬18頭と関西馬14頭で争い,1対3。関西馬が関東馬をリードしている。
◎…トレノジュビリーは昨秋のスプリンターズSからG1〜G3を4戦して6,11,13,7着。強敵相手で掲示板を確保できなかったが,着差は0秒3〜0秒6差と崩れていない。重賞→オープン特別に条件が変わり,背負い慣れた56キロなら首位争いは間違いない。
○…前走の京洛S(芝1200M)でピサノパテックはタイム差なしの4着。差し切れなかったが,直線の短い京都内回りで32秒8という破格の上がりを見せた。東京は2勝2着2回の実績があり,上がりも32秒9をマークしている。逆転Vの目も十分ある。
▲…ゲイルスパーキーは芝1400M戦で(3・1・2・4)の成績。ここ2戦は逃げ,先行策に出て5,7着に敗れたが,もともとは展開に注文がつかないタイプ。背負い慣れた55キロのハンデで,ベストの距離なら大崩はない。
△1…ヤマニンエマイユは正月の京都金杯で6着。掲示板を外したが,着差はわずか0秒3差。前走と同じハンデ53キロは有利で,赤木から蛯名へのスイッチも魅力。7歳馬でも目が離せない。
△2…ここ2戦のゼットフラッシュは,14,15着。いずれも2けた着順の凡走となったが,3走前の谷川岳S(OP)では56キロを背負って0秒7差に善戦している。3キロ差の53キロなら上位争いに浮上しても不思議はない。
△3…淀短距離Sでダイシングロウは0秒8差の10着。3カ月半ぶり,やや重め残りの馬体で33秒0の上がりを見せた。たたき2戦目で,前走より2キロ減。混戦になればなだれ込みが期待できる。