過去10年,1番人気は7連対と上々の成績だが,2,3番人気はそれぞれ2連対と精彩を欠いている。
馬連配当は3けた〜2000円台8回,4000円台1回,9000円台1回。08年に6番人気の優勝で9960円と荒れたが,全体としての波乱度は低い。また,5回行なわれた3連単も1万4380円,1880円,3110円,75万2020円,1万9920円。こちらも一昨年を除くと,ほぼ平穏な結果となっている。
路線別は朝日杯フューチュリティS組4連対,ラジオNIKKEI杯2歳S組と京成杯組が3連対,シンザン記念組2連対。重賞組が上位を占めている。
勝利数別は1勝馬が6連対(10%),2勝馬は9連対(18%),3勝以上馬が5連対(45%)。勝利数が多くなるほど連対率も上昇するが,1勝馬にもチャンスは十分ある。
◎…ダイワアセットは新馬を33秒9の末脚で突き抜け,続く東京スポーツ杯2歳Sで後の2歳王者ローズキングダムから0秒3差の5着と健闘した。前走のアタマ差2着は4コーナーで建て直すロスが響いた。1勝馬でも重賞級の能力を備えている。
○…アリゼオは2戦2勝。差して良し,先行して良しと自在で,前走も4コーナー二番手から楽々と押し切った。デビュー戦で退けたヒルノダムールが若駒S(オープン)を快勝。無傷でクラシックへ駒を進めたいところだ。
▲…デビュー戦を快勝したダノンシャンティはラジオNIKKEI杯2歳Sで3着。5着のアドマイヤテンクウが次走,京成杯2着で,4,6着馬もオープンで1,3着。脚をためる競馬ができれば上位2頭と差はない。
△1…ハンソデバンドは未勝利,ジュニアCと連勝中。デビューから4戦して連対を外しておらず,レースぶりにも安定度が増した。1800㍍戦はともに2着だが,うまく折り合いをつければ末脚が爆発する。
△2…5カ月ぶりの実戦となるタイセイレジェンド。デビュー戦を逃がしたが,次走の未勝利戦を好タイムで勝ち上がった。戦ってきた相手がオープンで善戦していることからレベルは高い。久々でも軽視はできない。
△3…ロジスプリングは新馬戦でラスト2ハロンが11秒9,11秒4。キャリア1戦で若さを出す心配もあるが,抜群の瞬発力を備えている。かからなければ上位争いに浮上する。