この時期に行なわれた過去9回の連対馬は8-3,6-5,2-1,7-10,1-9,6-3,11-1,1-5,4-5番人気の組み合わせ(03年は中山ダート1200M)。1〜3番人気は4,1,2連対と不振で,6番人気以下から7頭が連に食い込んでいる。
馬連配当は3けた〜2000円台3回,3000〜4000円台5回,万馬券1回。上位人気がふがいない割には波乱度は低い。
路線別はガーネットS組が7連対と好相性を見せていたが,昨年からレースが廃止されたため,ジャパンCダート組が3連対でトップに立っている。
年齢別は4〜8歳上馬が2,8,6,2,0連対で,連対率は各6,27,19,8,0%。5歳馬,6歳馬の順で好走している。
関東馬は47頭出走して4連対(連対率9%),関西馬が82頭で14連対(同17%)。関西馬が強い。
◎…前走のケイアイテンジンは好スタートから先頭へ。道中は2番手にぴったりとマークされたが,直線,二の脚を使って後続を2馬身半突き放した。ダート1400Mは5勝2着1回と完全連対。底を見せていないベストの距離で初重賞Vを奪取する。
○…地方在籍時を含めるとサマーウインドはダートで5戦5勝。しかもここ2戦では2着を5馬身ちぎっている。1400Mに距離が延びるが,3走前に500万下勝ちの実績。初重賞でもスピードで押し切るシーンも十分ある。
▲…ジャパンCダート(1800M)とJダートダービー(2000M)でスーニは14,6着。G1で2度連を外したが,1600M以下のダートでは(5・1・0・0)と連対率10割。G3に入れば経験値,実績とも一枚上だ。
△1…ミリオンディスクは前走のカペラSで,好位追走からメンバー最速の末脚で差し切り勝ち。スピードで押し切りを図るダイワディライトを競り落としての重賞Vに価値がある。6歳でもまだキャリア19戦と上がり目十分。1ハロン距離延長でも軽視はできない。
△2…東京ダート1400Mでワンダーポデリオは2勝,2着2回,3着1回。複勝率10割の好成績で,レコードと0秒3差と持ち時計も速い。前走カペラSで11着に凡走したのを度外視して,マークしておきたい。
△3…ダイワディライトはデビューから14戦連続で1番人気に支持された実力馬。しかし,前走のジャニュアリーS8着で記録は途切れそうだが,前走の敗因はトップハンデ57.5キロと12キロ減の馬体とはっきりしている。大駆けを警戒したい。