過去10年,連対馬は1-9,1-3,2-1,3-7,3-1,3-5,6-4,2-10,16-2,5-6番人気で決着した。馬連配当は3けた〜2000円台4回,3000〜6000円台5回,万馬券1回。一昨年は16番人気が勝ち1万4720円と荒れたが,9回は7000円以下。ハンデ戦でも比較的平穏に収まっている。ただ,3連単配当は4万9940円,13万1420円,27万7430円,102万8690円,19万6790円。4年連続で10万超えの万馬券が出ている。
ステップはここ5年で4連対の七夕賞組がトップで,2連対の函館記念組と小倉記念組が続いている。
年齢別は3〜7歳上馬が0,5,9,4,2連対。連対率はそれぞれ0,19,20,10,5%。5歳馬が世代をリードしている。
性別は牡馬が15連対(11%),牝馬は5連対(23%)。牝馬は出走頭数が少ない分連対数で牡馬に見劣るものの,率では牝馬が牡馬を大きく上回っている。
◎…休養明けの七夕賞でサンライズベガは3着。出遅れるロスがあったが0秒1差まで追い上げた。前走の小倉記念は7着に敗れたが,もともとたたき3戦目に好走するタイプ。2000Mはベスト距離で,背負い慣れた55キロのハンデも有利だ。
○…この夏のバトルバニヤンは七夕賞3着,小倉記念2着と絶好調。新潟の芝1600Mで勝ったこともあり,コース替わりも望むところ。勝てば重賞初制覇とサマー2000シリーズの5000万円を同時にゲットできる。
▲…重賞勝ちのないスマートギアだが,2着3回の実績。前走・小倉記念も出遅れながら3着まで迫った。昨年の夏に新潟で上がり32秒2をマーク。スピード決着にも対応できる。
△1…長くいい脚を使えるメイショウベルーガにとって,新潟の直線659Mは大歓迎。宝塚記念6着からひと息入ったが,G2勝ちの実力からぶざまなレースはできない。
△2…ナリタクリスタルは前走追っつけながらの追走。ジリジリとしか伸びないのは実績ほど小回り巧者ではない。トビが大きく広々とした新潟替わりはむしろ好材料。展開ひとつで末脚がさく裂する。
△3…前走のスリーオリオンは積極的なレース運びで後続の追撃を封じた。1600万下を勝ち上がったばかりに重賞初挑戦は厳しいが,55キロのハンデを生かし切れば上位争いに浮上できる。